神魔戦記 間章 (百六十四〜百六十五)
「鷹文」
カン、カン、カン。
金属を打つ音が響き渡る。的確に、乱れなく、それこそが正道であるように。
カン、カン、カン。
赤く染まった鉄が、鎚で叩かれその形を成していく。
それは剣だ。未だ工程は途中なれど、見る者が見ればその剣の良さはこの段階でさえわかるほど。
クラナド最高峰の鍛冶士として名を馳せる坂上鷹文は、今日も今日とて剣を創り上げていく。
「ふぅ」
一息吐いて、いま打ちこんでいた剣をゆっくりと掲げる。熱が引き、あらわになった刀身は見事なまでの輝きを見せ、側面に鷹文の顔を映し出す。
軍が兵に持たせるような大量購入の剣などとは比較にならない力強い輝き。切り結べば兵士たちが持つ剣など一刀のもとに叩き折られることだろう。
……しかし。
「うーん。これは失敗かも」
一般の鍛冶士が聞いたら驚きに腰を抜かすだろうことを平然と呟いて、鷹文はその剣を後ろの『再利用』と書かれた箱に放り投げた。
一般市場に出回ればそれだけで高値がつきそうな剣を創っておきながら、一切妥協しない鷹文のやり方は軍にはあまり評価を得ていない。
軍はそもそも数を欲しがる存在だ。鷹文のように何度も何度も作り直されては纏まった武器を得ることは出来ない。
故に鷹文の客は個人の剣士たちだ。いわゆるワンメイドの剣を創り、それを売って生計を立てている。
もちろん収入的には個人相手の方が少ないのは間違いない。だがその質の良さは既にキー大陸を超え鷹文の名を近隣の大陸に轟かせるまでに至っている。いまでは世界でも五指に入る鍛冶士とさえ呼ばれるほどだ。
「皆が戻ってくるまでに、ある程度形にしておかないとなぁ」
コキコキと肩やら首やらこった部分を解しながら、新たな鉄へと手を伸ばした……その時、コンコンと扉を叩いただろう音が聞こえてきた。
「河南子……な、わけないか。いくらなんでも早いし、あいつノックとかしないからなぁ」
とすると相手は新たな客だろうか。それもまぁありえないだろうとは思う。
扉の前には『現在新たな注文は受け付けていません』と看板を立てている。目立つはずだし気付いていないというのもないはずだけど……。
「あの〜。わたしですハリオンです〜」
「あぁ、ハリオンか。良いよ入っても」
「あ、はーい♪」
扉が開くと、そこに二人の少女が立っていた。
一人は応答からもわかるハリオン=グリーンスピリット。そしてもう一人はよく一緒にいいるヒミカ=レッドスピリットだ。
エーテルジャンプ装置接続のために現在現場指揮をしているヨーティアの護衛として来ているスピリットの二人である。
「ハリオン、ヒミカ。こんにちは」
「こんにちはです〜。いつものをいただきに来ましたが、余裕はありますか〜?」
「あぁ、問題ない。結構残ってるから好きなだけ持ってって良いよ」
「わぁ、ありがとうございます〜。きっとヨーティア様も喜ばれます」
そんな二人と鷹文が知り合いなのは、何てことはない。
エーテルジャンプ装置に使用する特殊金属が設置段階で足りなくなったのだが、それを所持しているのが鍛冶士である鷹文しかいなかったというだけの話だ。
そのためヨーティアの護衛である(というか既に体の良い助手と化している)二人が、時折こうして足りない材料を貰いに来ているのだった。
「でもいつもごめんなさいね? 材料本当に問題ないの?」
「良いよ。報酬としては十分な金額貰ってるし、早急に使うものでもないから。それにエーテルジャンプ装置が早く動けばそれこそ僕たちにとっては大きな利点だしね」
現段階ではまだ試用段階であり軍専用となっているが、実運用が実証されある程度の資金的余裕が生まれれば一般の民にも使用可能にすると祐一は言っていた。
鷹文のような一ヶ所に留まって商いをしている者にとっては客を増やす大チャンスと言える。
(金がないないって河南子にどやされてるしなぁ……)
まぁ本当に金に困れば妥協品でも何でも軍に売ってしまえば良いんだろうが、職人としてはそういう妥協はしたくない。
となれば一般客を増やすしかなく、そういう意味では協力も大歓迎なのである。
「設置状況はどう?」
「材料の不足分でちょっと遅れてるけど、概ね問題ないわ。あと数日で何とかなると思う。……えっと、材料はいつものところ?」
「うん。あ、出そうか?」
「あぁ大丈夫よ」
部屋の隅にある棚には幾種類もの金属が置かれている。五大家の一つである坂上家だからこそ持ち得る希少な金属なんかもあり、そういう意味では坂上家の生まれで良かったな、と鷹文は常々思う。
その分剣の才覚の無さを周囲に囁かれ続けて一度はやさぐれたりしたのも、いまとなっては良い思い出だ。
「これね。それじゃハリオン。あなたもこれ持って。ほら」
「わたし重いの持つの苦手なんですけどぉ〜」
「神剣より若干重いくらいじゃない。ほら!」
「あう〜」
金属塊を押しつけられ、ハリオンがふらりふらりと揺れる。というかいまにも倒れそうで見ていられない。
鷹文は苦笑すると荷物を持ってあげようとハリオンに近付いて……、
「きゃっ」
「え!?」
ついに転んだハリオンが何故か狙ったかのように鷹文の方向に倒れてくる。
ここで鷹文がある程度の手練であればかわすなり受け止めるなり出来ただろうが、彼はそこまでの才覚がなかった上にここ最近は身体を激しく動かすことさえろくになかった身。よって、
「うわぁ!」
受け身すら取れないという無様な姿を晒すことになった。
……わけだが。
「うぷっ、な、何だ凄く柔らか……おぉ!?」
「やぁん!」
頭の上に乗っかった物をどかそうと手を伸ばせば、本能的に刺激される何ともたわわな柔らかい触感。
それもそのはず。現在の鷹文はスピリット隊随一であるハリオンの豊満な胸に押し潰されるという何ともラッキースケベな展開となるのであった。
その心地良さに鷹文も一瞬堕ちそうになるが、半目でこちらを見下ろすヒミカの視線に気付いた。
彼女は言う。
「帰ってきたら河南子に言うべきことが増えてしまったわねー」
「ちょ、ヒミカー!?」
慌てて起き上がるが、ヒミカはハリオンさえ放置してさっさと家を出て行ってしまった。これは追いかけねば大変なことになってしまう。
だがその一歩目を遮られてしまう。もちろんそれは、
「ま、待ってくださいよー。置いていかないで〜」
「ちょ、ハリオン足掴まないで! ヒミカが行っちゃう! そしてきっと何か言っちゃうから!」
ぎゃーぎゃー、と騒がしい日常。
平和に見える三人のやり取りも、実はただの不安の裏返しなのかもしれない。
何故ならいま、ちょうどこの時間……仲間たちはシズクの地で命を賭けた戦いを繰り広げているのだろうから……。
クラナドがカノンの領土となり、既にいくらかの月日が流れている。
当初の混乱もどうにか落ち着きを見せ、ざっと見た限りでは平和になったようにも見えるが、決してそうでないことはそこに住む鷹文だからこそ理解している。
いまもなお魔族批判やスピリットの差別はあるし、カノン兵やヒミカたちエターナル・アセリアのスピリット兵に嫌悪をむき出しにしている者も少なくはない。
だが、減っていることだけは間違いなかった。それはこれまでのカノンの復興作業支援や、スピリット隊が人と接してきたからだろう。
鷹文は元々そういった種別差を気にしていなかったタイプの人間だが、やはりこうして垣根がなくなっていくことは良いことだと思う。
全て上手くいって、また姉の智代が朋也や渚たちと一緒にいられる時間が増えれば良いな、と切に願う。
「どうしたんですか? ボーっとしてますけど〜」
「あぁいや、何でもない。ちょっと考え事してただけだよ」
隣を歩くハリオンが小首を傾げる。スピリット隊では年長組だと言うが、そういった仕草はむしろ可愛らしい。
「二人とも遅いわよ。ほら、進行遅れてるんだから急いで」
「待ってー。これ凄く重いんですよ〜。ヒミカ助けてー」
「あんたはどうしてそう……。はぁ、やっぱりわたしがいないと駄目なのかな」
「駄目なんです♪」
「やれやれ……。ほら、とっとと行くわよ」
前を行くヒミカに注意され、ハリオンと苦笑を浮かべ合うと早足にヒミカの後を追った。
結局その場の雰囲気というか流れというか、鷹文も一緒にクラナド城のエーテル・ジャンプ装置まで材料を運ぶことになっていた。
まぁ気分転換には良いだろう、と鷹文は考える。無心のままに剣を打つのも良いのだが、どうにも智代や河南子たちのことが気になって雑念が入ってしまうのか、さっきからなかなか良い剣が作れないでいるのだ。
それだったらいっそ、普段はしないような行動に従事していた方が気が紛れるのではないか。そう考えたのである。
それにヒミカやハリオンとは何だかんだで顔を合わせることも多くなり、いまじゃ随分と仲良くもなった。この二人は見ているだけで楽しいし、気分転換にはちょうど良いだろう。
――そう思っていたのだが。
「あれ……?」
最初にそれに気付いたのは先頭を行くヒミカだった。そしてすぐに鷹文が、そしてハリオンまでもが気付く。
「何でしょう? あの人だかり……」
クラナド城周辺がどういうわけか人でごった返している。どこか焦燥のようなものも感じるが、何より違和感を感じるのは……。
「皆大荷物だな。それに……見たことない顔が多い」
ここは元とはいえ王都だった場所。もちろん面積は広く、住んでいる人口も相当なものだから全員の顔を覚えていることはないが、それにしたってあれだけの人数がいて見渡す限り見知った顔が一人もいないというのも奇妙な話だ。
それに何か雰囲気がおかしい。緊張しているような、それでいて安堵しているような。そんなちぐはぐな空気が感じ取れた。
「……ここで眺めていても仕方ない。誰かに話を聞きましょう。ちょうど良いの来たし」
慌てた様子で近くを通り過ぎようとした兵士をヒミカが止める。
「ちょっと待って。一体何があったのか説明してもらえる?」
「え? あ、これはヒミカ様! 一大事なのですよ!」
「その調子では上手く相手に伝わらないわ。ほら、深呼吸して冷静に……」
「う……すぅ、はぁ……。すいません取り乱した。ご報告させていただきます」
「お願い」
「現在、カノン領土に海上からウォーターサマーが侵攻を開始。既にエフィランズも突破され、カノン王都民がエーテル・ジャンプ装置にてこちらに避難を開始しています!」
「「「!?」」」
サーカス大陸のウォーターサマー。確かに白河ことりの保護や、白河さやかの亡命受け入れなどが続いたためウォーターサマーが攻めてくる理由としては十分だろう。
しかし、あまりに早すぎる。ダ・カーポを制圧したのでさえ数日前の話なのだ。主力なしとはいえ住民が避難を開始しているということは王都に残っている美汐たちが苦戦を強いられているということで、ウォーターサマーの主力がいると考えるのが自然だ。
「エーテル・ジャンプ装置はきちんと稼働しているの?」
「問題なく稼働中です。ただ改修分が間に合わず一度の跳躍に人数制限があるため避難に時間が掛ってしまうようで……」
鷹文たちは自然、自分たちが抱えている金属を見下ろした。
おそらくこれのせいだろう。これさえもっと早く届いていれば、避難をもっとスムーズに出来たかもしれないのに……。
「くそっ!」
「仕方ないわ。ここで何を言ったって始まらない。悔いるくらいならいま出来ることをしましょう」
ヒミカは冷静だった。
「今回に限っては送受信する装置が互いに別個だったのはラッキーだったわ。混んでるのはカノンからクラナド側だし、こっちからカノンへの装置はガラ空きよ。あたしたちで援軍に向かうことも出来る。ハリオン」
「はい、大丈夫です」
頷き合う二人に、自分も行くと言いたかった。……だが、鷹文にはわかりすぎるほどにわかっていた。
「……僕が行っても足手纏いだろうね」
決して自虐しているわけではない。冷静に考えた上でのれっきとした事実である。
「鷹文……」
「良いよ。行ってくれ。一緒には行けないけど、自分の身を守るくらいなら出来るはずだから、こっちは気にしないでくれ」
「わかった。逃げてきた人たちの誘導をお願い。行くわよ、ハリオン!」
金属塊を置いて速やかに王城へと向かう二人の背中を見送り……鷹文は思わず自嘲の笑みを浮かべた。
「ホント、見送ってばっかだなぁ、僕は」
金属塊を置くことも出来なさそうなので、鷹文は一旦家に戻ってきた。無駄足となったが、それも仕方ない。
「はぁ……」
自分の身は自分で守れる。さっきはそう言った。
だが、カノンの美汐たちが苦戦を強いられているような相手が仮にクラナドにまで攻め込んできたとして、果たしてそんな言葉がどこまで通用するだろうか?
「……やっぱ見送るだけ、ってのは辛いよな」
適材適所だ、と自分に言い聞かせて今日までやってきた。だが、朋也たちのクラナド脱出からこっち、ずっと自分は渦中から離れた場所にいるばかりだ。
何とも歯がゆいな、と金属塊を棚に戻した瞬間――。
パキン、と。あまりに唐突に、嵌めていた指輪が砕け散った。
「え……?」
それはただの指輪ではない。とある呪いが込められていた呪具だ。
その呪いは『共に生まれ共に終わる』というものであり、対となった指輪を持つ者が死ぬと指輪が砕けるというものだ。
よく恋人や夫婦などが、互いの長寿を願い交換し合うアイテムでもある。つまり何の衝撃もなくこの指輪が壊れたということは、それが意味することは――。
「あ……」
河南子が死んだ、ということ。
嘘だと思いたかった。違うと否定したかった。
しかし鷹文とて道具を創る側に立つ身。この呪具の効力が確かなのは、他の者よりも遥かに理解しており――だからこそ否定の材料が見つからなかった。
故に膝が崩れた。立っている気力ももはやない。
「……はは」
なんて……なんて自分は無力なのだろうか。
河南子も守れず、仲間と共に民を助けに行くことも出来ず、結果を待っていることしかできない自分。
力がないことなど百も承知で、だからこそ自分の出来ることをやろうと武器の製作に打ち込んできたのだ。
だがその行動は何をもたらした? 大切な人を守れたか? 多くの人を救えたのか?
――答えは否だ。ただただ現実は厳しく苦しい結果を見せつける。
「くそ、くそぉ……! かな、こ……河南子……!」
泣いても叫んでも現実は変わらない。戦乱の世は常に非情で、人の命など容易く吹き飛ぶ。
わかっていることだ。わかっていたことだ。だが……溢れる激情は止まってはくれない。
「ああああああああああああああああああああああああああ!!」
吠えることしか出来なかった。それくらい無力だった。
もっと力があれば。姉までと贅沢は言わない。せめて大切な人たちの身に及ぶ凶撃から守ってやれるくらいの力があれば……。
『もしもそんな力があるとすれば、どうですか?』
その声は、頭の中を思いっきりシェイクされたかのように、不気味に、しかし鮮明に響く女の声だった。
「……誰だ!?」
相手の姿も気配も感じ取れない。テレパシーか、あるいは気配遮断の持ちぬ主か、はたまた何か特殊な能力を持っているのか……。 警戒するが、どうしようもない。気配は感じ取れないが、圧倒的な威圧感が身体を襲っている。
『わたくしが誰かなど、あなたにとっては無関係ですわ。そしてわたくしに言えることはただ一つだけですので』
だが不思議と戦意は感じ取れなかった。いや、敵意さえ感じ取れない。
罠か、あるいは……。
そもそも戦う気などないのいか。
「……何をしにきた。姉さんや河南子ならいないぞ」
未だ姿の見えない相手に問う。声はカラカラとどこか癇に障る笑いを浮かべ、
『知っています。だからここに来たのですから』
「どういうことだ……?」
『なに。とてつもなく単純なお話ですわ』
つまり、
『あなたをお誘いに来たのですわ。『秩序』の名の下に』
「な、に……?」
『混沌とした世界がお嫌なのでしょう? 非情なる現実がお嫌なのでしょう? 自分の無力さがお嫌なのでしょう?
なのでしたら、『秩序』の下に集いなさい。そうすればあなたは大きな力を得て、秩序ある世界を生み出す一端となり得るでしょう』
「何を言っているん、だ……お前は……それに『秩序』って……」
頭がクラクラしてきた。まるでこの女性の台詞によって強制的に酔わされているかのようだ。
甘言だ。戯言だ。にも関わらず、女の声は鷹文の奥深くにするすると入り込んでくる。
何かが頭の中で引っ掛かっている。『秩序』という単語もどこかで聞いたような気がするのに、考えようとすればするほど底なし沼のようなものにはまっていく感覚が起こる。
『さぁいまこそ踏み出すべき時。何もかも上手くいけばその時、あなたの願いは叶うでしょう』
「僕の願い……?」
『ええ。あなたが望むことは何であろうと。そう、例えば……』
クス、と女は笑い、
『河南子さんを蘇生させたりなど、ですわ』
ドクン、と心臓が跳ねた気がした。
「そんな、ことが……出来るわけが……」
『出来ますわ。あなたが手にする力とは、それほどに強大な力なのですから』
心が犯される。
『何もかもを思い通りに出来るのです。全てが片付き、『秩序』ある世界へと昇華したその先に』
「全てを、片づけて……」
心が壊される。
ほんのわずかな隙間に入り込み、そこから毒が回るように何かが身体を駆け巡る。
思考が染まる。湧き上がる感情も、いまや一つに染められてしまっていた。
「そうだ。僕は……」
もう二度と、
「同じ過ちを犯さない」
誰かを見送るのではなく、自分の手で……、
「全てを――」
終わらせる。そう、この、
「……腐れきった非情な世界を……!」
『ふ、フフフ……よくぞ言いました。そう、それこそが我らが悲願。故に、いまからあなたもまた我らが同胞』
ズズズ、と何かが染み出すように湧き出て来る。
それは白だった。
白い帽子に白い法衣。白い髪に白い杖。
何かもを白で統一し、どこか母神のような慈悲めいた笑みを浮かべる少女は――、
「わたくしの名はテムオリン。法皇テムオリン。さぁ参りましょう。共に築きましょう。『秩序』の世界を」
そう言って差しのべられた手を鷹文は……握った。
鷹文の世界は、その時点で一変した。
シズクとの戦を終え、戻って来た者たちは、更に後に知ることになる。
坂上鷹文失踪という事実を……。
あとがき
こんばんは、神無月です。
とまぁそんなわけで随分とお久しぶりな間章をお届けでございます。
今回のメインは智代の弟である鷹文くんなわけですが……。まぁ途中はともかく後半を予想出来た方は少ないのではないでしょうか。
さてこの『秩序』も、番外だけではなくそろそろ本編にも本格的に出てくることになります。
いよいよ三大陸編も終わりが見えてきました。最後までお付き合いいただければ幸いです。
ではではー。