キー学と月臣の戦いもいよいよ佳境に入る。
回は七回。2対4で月臣優勢。
試合は両チームともに引かぬデッドヒートの様相を見せ、観客席からは絶え間ない応援の声が響き渡る。
「ラッキーセブンか。……俺はこういう願かけっぽいの、割と好みだぜ」
七回の表、キー学最初のバッターは四番の折原浩平だ。
彼はバットを軽く振って揚々とバッターボックスに立った。テンションは上々、怒りよりもやる気が込み上げていると見ればわかる。
「……」
それを見た歩の決断は、こうだった。
「フォアボール」
「ちょー!?」
敬遠。
一度ホームランを打たれている相手だ。回が始まったばかりというタイミングであるならば、ある意味妥当な選択だろう。
「勝負しやがれー!?」
「悪いな。これが勝負だ」
憤然とした様子で一塁に進んだ浩平は、歩が送球しないことを良い事に盗塁を決めるものの、その間に後続のバッターが次々とアウト(浩平もその途中でゲッツーアウト)になりその行為は無駄となった。
「あいつ、本気だな」
祐一はそう呟きながら、守備位置に向かうためにグローブを手にはめた。
七回の表も0点のまま終了。残る攻撃の回数は二回。はたして追いつけるかどうか。
「……ま、やるだけやるしかないよな」
立ち上がり、祐一はゆっくりとベンチから足を踏み出す。
彼が手にはめたグローブは……ピッチャー用グローブだった。
集まれ!キー学園
六十一間目
「野球の星(Z)」
七回の裏。
ピッチャーマウンドに立ったのはなんと、祐一であった。
康介とシュンを交代し、シュンを二塁にして祐一が投手へ、というふうに守備位置を変更した。
月臣相手に同じピッチャーを延々と使うのは失策だ。既に攻略された康介を続投させても、良い結果は出ないだろう。
よって交代。祐一がピッチャーになった。
投手能力としては浩平や康介に劣ると自身考えるがそんなことは言ってられない。二人以外にピッチャーを出来るのは自分しかいないのだから。
救いはこの回の相手がクリンナップではない、というところか。 だが九番から始まるこの回、一度でも打たせてしまえば三番の歩と当たる。
あまり球数を投げるとすぐに攻略されてしまう可能性がある。
だから狙いはただ一つ。
「打たせて取る、だな」
月臣学園の九番がバッターボックスでバットを構えた。それを見て祐一もピッチングフォームに入る。
足をあげ、振りかぶり、投げた。
これが速球だったりすれば、バッターも見送ったかもしれない。だが球速はさほどない。ある意味『お手頃』な速度。
だからこそ、祐一の狙い通りバッターは手を出してしまう。だが、浅い。
「くっ!」
低弾道で打たれた球をショートの純一が捌きワンアウトとなった。
祐一は、簡単に言えばバランスタイプである。
球の速さは浩平に及ばず、変化球の球種、ならびに変化量は康介に届かない。
しかしどちらも並以上にはある祐一は、だからこそ手数は豊富だった。
それなりに速い球。それなりに曲がる変化球。その微妙なラインにバッターたちは食いつき、しかしクリーンヒットにならず続く二人のバッターもアウト。どうにか祐一で七回の裏を抑えることが出来た。
だが次の回は三番から。月臣のクリンナップが待ち構えている。
ここをどうにかしなくては、勝機はない。
八回表。キー学の攻撃。
だが祐一や朋也でさえ未だ攻略できない歩とカノンのバッテリーを他の面々がどうにか出来るわけもなく、やはりここも三者凡退で終わってしまう。
七番から九番までの打順だったので、九回の表は一番の純一から。おそらくこの回が最初で最後のチャンスとなるだろう。
だからこそ、裏は守り通さなくてはならない。
その問題の八回の裏。月臣学園の攻撃。しかもバッターは三番歩からという月臣にとっては絶好の打順。
ここを出来ることなら無失点で抑えたい。まぁそんなのは現実的に厳しいことくらい祐一にもわかってはいるが。
――でも、どうにかするしかないよな。
嘆いても仕方ない。気張ってもなお仕方ない。何事もほどほどに面白楽しくやればそれで良い。その上で最終的には、
「勝つ」
それが相沢祐一という男のスタンスだ。
そうして祐一は手に滑り止めを馴染ませて、ボールをグローブの中で握り締めた。
「鳴海歩……か」
前回三人の打者を討ち取るのに用いた球数はたったの七球。さすがにこれだけで見抜くことはありえないと思うが……油断はできない。
歩の表情はいつもと変わらないが、彼のポーカーフェイスはいまに始まったことではない。気をつけて投球を組まなくては。
「……よし」
気を引き締め、祐一は投球を開始した。
初球、内角ストレート。ストライク。
第二球、外角低めカーブ。見送られてボール。
第三球、高めストレート。ストライク。
第四球、シンカー。かすってファール。
第五球、内角低めカーブ。これも見送られてボール。
第六球、外へ逃げるカーブ。だが微妙に当てられファール。
間違いない。歩は打つ気ではなく見定めるためにこの打席に立っている。既に歩だけで倍近い投球数を使ってしまった。
目が良いのか、あるいは計算なのか。ボール球にはほとんど見向きもしない選球の上手さには脱帽するしかない。
「なら……力尽くだ!」
第七球、渾身の内角ストレート。歩はそれをバットで打ち返したが一塁の真正面でアウト。
一安心するが、問題は……。
「いまの投球でこっちの配球癖とか見抜かれてなければ良いけどな」
続く火澄との勝負。
祐一は出来る限り同じような投球にならないように心掛けてアトランダムに投げているつもりだが、
「甘い、甘すぎるで!」
キン!
「っ!」
火澄の振りに迷いはなかった。祐一の投げた球が弾き返され、センターの前に落ちる。
どうやら懸念が現実となってしまったようだ。
……既に月臣は祐一の投球を攻略してしまっている。
それを証明するように続く五番カノンにも左中間を越える長打を打たれてしまう。
火澄は三塁で足を止め、ワンアウト一三塁。月臣側の応援は更に白熱しイケイケモードだ。
だが、祐一の目は死んでいなかった。
これまでの月臣の打線を考えるに、運動能力で秀でているのはこのカノンと火澄だ。
他の連中ももちろん並以上ではあるが、群を抜いているのはこの二人だろう。
ならば、狙うはここ以降の相手。
そして六番のアイズ。球をバラつかせ投げ続け、それをファールで粘るアイズが五球目、それを打ち放った。
「くっ……!」
打球はぐんぐん伸びてレフトへ。しかし杉並は既に捕球体勢。アウトはまず間違いないだろう。
だが杉並がフライを捕ってすぐに火澄はタッチアップ。送球が間に合うまでもなく火澄がホームイン。これで更に月臣に一点追加で2対5。
しかし一塁に走者を残しているとはいえもうツーアウトだ。そう考えればまだ救いはあるだろう。
次の打者は香介。なんだかんだで未だノーヒットの男であるが、もちろん油断は出来ない。どれもこれもこちらのファインプレーによるアウトだ。この人物の能力が低いわけではない。
なので慎重に、だが臆病にならない程度に配球を組み、投げる。相手も大方の予想はついているのか粘るが、
「ちっ!」
呻き、香介は高々と打ち上げた。キャッチャーを制し祐一が打球を追う。そして無事キャッチ。
スリーアウト。
「香介のドアホー!!」
「香介くんの役立たずー!!」
もはや通例となっているような女子二名からの野次に、香介はもはや反論する元気もないのかしょんぼりしつつベンチに戻っていった。
それを見送りながら、祐一は小さく嘆息する。
無失点……とはさすがにいかなかったが、月臣のクリンナップ相手に一失点で抑えられればまだ僥倖と言えるだろう。
「ナイス祐一!」
「おう」
外野から戻ってきた浩平の労いにタッチで応えながらベンチに戻る。
「次が最後のチャンスだな」
「だな」
次の九回の表。ここで点数が取れなければ自然に月臣の勝ちになる。
月臣に勝つためには、次の回で四点以上を取らなくてはならない。
これまででトータル二点しか取れていないのに、一回で四点は絶望的な数字とも言えるだろう。だがまぁ、こちらは一番純一からの好打順。
そもそもこれで駄目ならどうしようもないだろう。むしろ腹を括るしかない。
「追い詰められてるんだ。やることは一つだな」
朋也が言葉に純一が苦笑交じりに頷き、
「ですね。かったるいですけど……まぁこういう緊張感、割と嫌いじゃないっすよ」
「ここで逆転するのも華があって良いさ。締めはど派手に。それがキー学流ってもんだ。なぁ?」
浩平が肩を叩き同意を求めてくる。
キー学の面子が皆々同じような顔で祐一を見る。
そう。結局自分たちはこういう人間。なんだかんだで面白ければそれで良いのだ。
真剣勝負の末の緊張感。これを楽しめないようじゃ、キー学ではやっていけない。
「あぁ」
だから祐一は頷き、
「派手に勝とうぜ」
オウ!! と皆が頷いた。
そして命運分かつ九回の表。
一番バッターはこの人、朝倉純一である。
もしキー学でこの試合のMVPを出すというのなら、間違いなく彼がその資格を持つだろう。ほぼ孤軍奮闘と言っても良い。
もちろんそんな純一だからこそ、月臣守備陣の体勢は強固だ。絶対に打たせはしないと目が言っている。
もちろんそれはカノンも、歩も変わらない。
そして純一もまた――珍しくやる気を漲らせていた。
いや、訂正しよう。彼はかったるいと口癖で言うものの、案外やる気になることは多い。ただその上下が激しいだけなのだ。
ある意味本気になる度合いなら祐一の方がよっぽどやる気がないだろう。なまじ大抵のことをこなせるだけ、いっても力八分で抑える傾向がある。
だがいま、純一のやる気は間違いなく絶頂にある。
彼もまたキー学四天王と呼ばれる身。なんだかんだで負けず嫌いであり……やっぱり男なのだ。
「兄さん、打ってくださーい!」
「純一くんふぁいとー!」
耳に届く応援にバットを力強く握る。
「かったるいけど……負けるのは癪なんでね!」
そして、快音一発。純一がこれまで苦手とし続けてきたコースに飛んできた球を弾き返した。
芯で捉えた球はぐんぐん伸びて外野を越える。その間に純一は一塁ベースを蹴って二塁へ進む。
センターの返球が戻る頃には既に純一は二塁ベースを踏んでいた。さすがにキー学最速の男。逃げることで培われた速力は伊達じゃない。
幸先の良い出だし。白熱する応援の中、やって来たのは二番、岡崎朋也。
「ったく。純一はいつも良いとこ持ってくな〜」
トントン、とバットで肩を叩く朋也は、苦笑しながらバッターボックスに入る。
朋也は四天王唯一の運動系の部活に入っている人間だ。こういった佳境には慣れているし、他の三人に比べてかなり落ち着いている。
ただまぁ、やる気がないかと言えばそうではない。むしろやる気なんて最初からある。
だが朋也は他の三人ほど天才肌じゃなく、基本的な運動能力は高いがどのスポーツも器用にこなせるようなタイプじゃない。
だからそれなりの相手ならともかく、こういった本物との戦いになるとややきつくなってくる。
もちろん朋也はそういった自分のことを理解している。理解してはいるが、だからと諦めたり自虐的になったりはしない。
空振りする。
カノンの抜群の制球力と歩の卓越した読みで既にカウントはツーストライク。ボールは一つだけで、まぁフォアボールは狙えないだろう。
追い詰められた。
「朋也さーん! 佐祐理のために頑張ってください〜! 信じてますから〜!」
……この声援の後に打つのは非常に抵抗がある。もし打ったら「やっぱり佐祐理を愛してくれてるんですねー」とか言いそうだ。
でもまぁ、あれだ。他の皆もそれぞれ見せ場があったのだ。それなら、
「先輩だしな。カッコつけさせろ」
カノンの投球。それに対し朋也の行動は、
「なっ!?」
バント。
しかも弱くもなく強くもなく、そして一塁線のファールラインギリギリという超絶妙なバント。
ツーストライクから、ということもあり全員の反応がワンテンポ遅れた。その間に純一は三塁へ、朋也は一塁へ疾走する。
カノンも歩もファールラインを割るかとしばらく球が転がるのを見届けたが、そうなることはなく、ファールラインの上で球は止まった。
二連打。キー学の観客席が沸き立つ。
そんな熱気の中、次のバッターは相沢祐一。
「強いな。あんたたち」
バッターボックスに入る前に、歩からそんな言葉を投げかけられた。皮肉か、と祐一は顔を顰める。
「馬鹿言え。お前たちの方が勝ってるじゃないか」
「こっちは元々の野球部員も上手いからな。でもそっちは全員違うんだろう? メンバーも少ない。それで対等なら相当だよあんたたち」
「褒め言葉なのかそれは?」
「ああ。俺はともかくあいつらは人間離れしてるからな」
「自分のこと棚にあげてよく言うな」
「あんたもな」
軽く言い合って、そして両者は構える。祐一はバットを、歩はミットを。
「まぁ、これが最後だ」
「ああ。決着をつけようぜ」
カノンの第一球。祐一はいきなり振りにいった。かすめ、ボールは後ろへ。ファール。
カノンの球はさほど速くない。問題は歩の読みだが、苦手なコースを自分で意識していればそのいずれかに来るはずなので確率はグッと上がる。
もちろんそれさえ読んで歩はコースを選ぶが、カノンの球速もあり慎重になればどうにか対処できないこともない。もちろん確実性は欠けるが。
――確実性、か。
実は一つ、策がないわけでもない。
だがタイミングがかなりシビアだし、若干卑怯とも言える策であるかもしれない。……しかし、そんなことを言ってられないのもまた事実。
――試してみるか。
グッとバットを握り締める。カノンが第二球を振りかぶる。そして手から球を離すその直前で――祐一はバントの構えを見せた。
「!」
カノンが目を見開き、慌てて球の軌道をずらす。さすがはカノン=ヒルベルト。このタイミングでも変化が可能とは恐れ入る。
……だが、それは前回の動きを見て祐一にもわかっていた。むしろそうでなくては今回は困る。
スッとバントの構えを解く。そして、
「っ!?」
バシッ、と歩のミットを弾いてカノンの球は転々と後ろへ転がった。
「なっ!?」
祐一が腕を振る。それを見て純一がホームへ疾駆する。カノンが慌ててカバーに入るが、歩が球を拾う頃には純一はホームインしていた。
「あんたの反射神経は凄いな。今回はそれを利用させてもらったけど」
カバーに入っていたカノンに、祐一は呟く。それで祐一のしたことを悟ったのだろう、カノンは眉を顰めた。
「……なるほど。そういうことか」
カノンの反射神経が凄いことは既にこれまでのゲームでわかっている。
だからこそ、それを利用した。
先程の朋也のように投げた後ならばともかく、その直前であればどれだけギリギリでもカノンは軌道を変更することが出来る。
……だが、キャッチャーの歩はその限りではない。
しかもついさっき朋也のバントが成功したばかり。余計危機感を抱いたカノンはより多めにボールの軌道をずらしてしまった。
そして歩はそのコースの変化についていけず、ボールを弾いてしまった。
それが祐一の狙いであり……そして結果だった。
純一ホームイン、朋也は二塁へ。そして点数は3対5でしかもノーアウト。
……先が見えてきた。
戻ってきた歩が一瞥し、取り落とした帽子を被りなおす。
「やってくれるな」
「俺だって少しは活躍しないとな」
再びカノンの投球が始まる。先程の失態を拭い去るとばかりにより制球力に磨きが掛かっている。
祐一はどうにか手を出すが、ファールばかりで前へ進まない。
キン!
「ちっ……」
飛んだ球は一塁線を切って観客席へ。これで通算七度のファール。
見ている方が緊張してしまうような、そんな戦いが続く。
「祐一! ふぁいと、だよ〜!」
「お兄ちゃん、頑張って!」
「祐一くーん、打ってー!」
響き渡る応援。それを聞き遂げて、祐一は笑う。
「ったく、言うのは簡単だっつーの……」
カノンが再び投球モーションへ。
「……でもまぁ、あれだな」
そして白球が投げられ、
「だからこそ――面白い!」
ギィン!!
空気を裂くかのようなフルスイングと同時、ライナー性に白球が二遊間を貫いた。
センターがバウンド後すぐさまキャッチしたので朋也は二塁上から進めなかったが、祐一はしっかりと一塁へ進んだ。
二塁にいる朋也と指を立てあい労いあう。これでお互いの仕事は果たした。
未だノーアウト。二点差で二者残塁。
ホームランを打てば大逆転というこの場面で続くのは、キー学の四番。こういう絶好の場面において無類の強さを発揮するこの男。
四番、折原浩平。
「来たぜ、俺の時代が……!」
バットを手首で軽やかに回し、浩平はバッターボックスに立つ。
その様はまさしく意気揚々。やる気満々といった素振りである。
そんな彼らの前では、月臣勢がピッチャーマウンドに集まり何事かを相談している。
「どうする? また敬遠するかい?」
カノンの言葉に、しかし歩は首を横に振った。
「ここで敬遠をすれば、流れが断ち切れない。四番の男をここで捻じ伏せないと、満塁という状況で連打を浴びるかもしれない」
「それじゃあ――」
「あぁ」
歩はボールをカノンに渡して、頷く。
「ここが勝負の分かれ道だ」
守備位置に戻る月臣陣。
彼らはいまこう思っているはずだろう。点数としては優位なのに、まるで背水の陣のようだ、と。
それだけの迫力を、浩平はかもし出していた。
良い意味でも悪い意味でも調子に乗りやすい男である。こういう流れのときの浩平ほど心強い存在もいないだろう。
「っしゃー! こいやー!」
キー学側もわかっている。
浩平が打つか、打ち取られるか。それがこの試合の分かれ道であると。
「浩平ー! 打ってー!」
「浩平くん、頑張ってー!」
応援は更に激しく、強くなり、そして浩平は燃える。
歩の指示に、カノンがゆっくりと頷いた。一塁と二塁の祐一、朋也を一瞥し、そして投球フォームに移る。
牽制はない。する必要はないとわかっている。
故に、勝負。
接戦を続けてきたキー学園と月臣学園の勝負。その勝負ももう終わる。
だから、
「ふっ!」
カノンの投球。その球は間違いなく歩の指定したコースドンピシャであった。
……だが、苦手とかなんとか、そんなものは精神的テンションでどうとでもしてしまう男、浩平に死角などありはしない。
「うおおおおらぁぁぁぁぁぁああ!」
初球からフルスイング。そして、
カキィィィン!!
金属バット特有の甲高い効果音と共に白球が空へと舞った。
キー学の者たちが行け、と願う。
月臣の者たちが行くな、と願う。
両陣営のベンチ、客席も固唾を呑む。
空高く舞い上がった白球はグングンと伸びていき、そして――。
あとがき
ほい、こんにちは神無月です。
キー学VS月臣、最終章でございました。
え? なんだこの打ち切り漫画の終わり方みたいなのは? なんで結果がわからないんだって? や、それは次回書きます(ぇ
エピローグというか余韻含め+次回以降のキー学の展開の伏線なんかも一つに纏めたいのでこういう仕上がりにw
まぁあれです。悪く思わないで(ぇ
ではまた〜。