ゴールデンウィーク最終日。束の間の連休も今日で最後だ。

 一般的にはUターンラッシュでゴタゴタする日だが、田舎、あるいは実家に戻らなかった面々にとってはゆとりある一日であろう。

 最終日をのんびり過ごす人もいよう。最終日だからこそ遊ぼうと思う人もいよう。

 もちろん、最終日だとか関係無しに普通に過ごす者とている。

「お姉ちゃん、遅いなぁ……」

 そんな中でキー学最寄の駅前、そのロータリーでぽつんと佇む少女がいた。

 キー学園高等部所属、一年C組の霧羽明日美である。

 今日はゴールデンウィーク最終日ということで、姉と一緒に夏服を見ようとここで待ち合わせをしていた。

 そうして時計台の下で佇む明日美は、桃色のロングスカートに目立たない程度にフリルがあしらわれた白の七分丈の上着という清楚な装い。

 春らしい色合いが彼女の落ち着いた雰囲気にしっかりとマッチしていた。

 彼女はかなり可愛い部類に入るだろう。その証拠に、行き交う男たちがチラチラと彼女を窺っていたりする。

 だが当の本人はその視線に気付くことはなく、むしろそんな自覚さえない。

 まぁ無理もないことかもしれない。彼女の通う国立キー学園はどういうわけか美男美女の比率が半端ではなく、実は秘密裏にアイドルコースでも作ってるんじゃないかとかそんな噂が流れるほどなのだ。

 その煽りだろう、キー学からこの駅周辺にかけてスカウト(正規の者もそうでない者も)やナンパ狙いの人間が多かったりする。

 ともかく、そんな高レベルな場にいるせいか明日美は自分のことを可愛い部類であると認識することはおろか、『人並みより可愛くない』という誤った思い込みさえしてしまっていた。

 だからだろう。

 横から見た目に軽そうな男二人組がやって来て、

「はーい、そこの彼女。いま暇ぁ?」

 その時代遅れのナンパ定例句も、自分に向けられたものであると気付くことなく完璧にスルーしたのは。

「ねぇ、ちょっと彼女。ほら無視しないでよ」

 隣から声を掛けられているのにそれでも気付かない明日美。

 彼女の脳内で『自分がナンパなんてされるはずがない』という認識があるせいか、まったく自分に対する言葉だと思っていない。

 だが事情を知らない二人組からすればこれは完璧なる無視だ。

 苛立ちを覚えたのだろう。その態度を隠そうともせず、明日美の肩を掴み強引に自分たちの方へ引っ張った。

「きゃ……!?」

「無視はどうかと思うんだよね、俺ら」

「え、あ、あの……?」

「ね。暇でしょ? 暇なら俺たちと一緒に遊びに行かない?」

「え、え……?」

 明日美、まったく状況を掴めずオロオロとするばかり。

 事ここに至っても「ナンパされている」という認識がない辺りなんとも天然っぷり爆発である。

 で、男たちも明日美が拒絶しないことを良いことにそのまま馴れ馴れしく肩を組んでこの場から去ろうとする。が、

「悪い悪い、遅れちまった〜」

 その男の声と同時、肩に回された腕が力尽くで引っぺがされた。

「イテっ!? なんだよ!」

 男たちと明日美が振り向いた先、そこにラフな格好をした男が一人立っていた。

「あ――」

 思わず明日美が驚きの声を上げる。

 それも当然。知人、なんてもんじゃない。そこに立っている人物は、明日美にとっていろんな意味で特別な相手だった。

「よ、明日美。待たせたか?」

 軽く手を上げ、明るく笑って言うのは……折原浩平。

 明日美と同じくキー学に通う、二年生の先輩だ。

「せんぱ――」

「あんたら、悪いんだけど明日美は俺の連れなんだ。だからナンパは遠慮してくんないかな?」

「え、ナンパ……?」

 これはナンパだったのか、と驚く明日美をよそに浩平は不自然じゃない動作でそっと男たちに身体を割って入らせ明日美を引き離した。

「ちょ、待てよ!」

「そんなキム○クみたいなこと言われてもね〜。ほら、とっと諦めて帰んなさいな」

 浩平が肩を組んできてゆっくりと引き寄せる。

 さっき同じことをされても動じなかった明日美が、いきなりポッと頬を染めた。

「残念だけど、明日美は俺の女だ。人の女をナンパするなんて良い度胸だなぁ、ん?」

「うっ……」

 ニコニコと言ってはいるがその身体から滲み出る凄まじい迫力に男たちの動きが止まった。

 まるで蛇に睨まれた蛙のように立ちすくむ男たち。その男たちの肩を軽くポン、と叩き、

「二度は言わない。とっとと失せろ」

「ちっ……!」

 その凄みに当てられて、男たちは早足でその場から去っていった。

「ふぅ。危なかったな、明日美」

 肩を離し、見下ろしてくる浩平。だが状況にまったく思考が追いついていない明日美はポーっと頬を赤く染めその場から動けない。

 あれ? と浩平が首を傾げて、明日美の顔の前で手を振る。

「おーい、明日美?」

「え、あ、はい!?」

 そこでようやく我に返った。

「大丈夫か?」

「あ、はい! 大丈夫です……けど、その、どうして先輩が……?」

「ん? や、たまたま通りかかったら明日美がナンパされてたから助けようと思って」

「あ、あの……先輩の女、って……」

「あぁ、悪い悪い。ああでも言わないと引き下がらないかと思ってな。でもまぁ、俺なんかじゃ迷惑だよな?」

「そんな! め、迷惑なんてことは決して――!」

「そか? なら良かった」

 笑って言う浩平の顔を、明日美は直視できず俯いた。

 髪の間から覗く耳はこれでもかと言わんばかりに真っ赤になっており、明日美の腕も小刻みに震えている。

 ……さて、これまでの反応を見て大半の方々は気付いたことだろう。

 実は彼女……霧羽明日美は、この折原浩平が好きなのである。

 実際、いま彼女の心の中は、

 ――どうしよう! どうしよう! どうしよう! お姉ちゃん、わたしどうしよう!?

 目茶目茶パニックに陥っていた。

 肩を組まれたときから心臓が痛いくらいに跳ね回ってるし、俺の女宣言なんか思わず鳥肌さえ立ってしまった。更に、

「でも、ま、あれだ。とりあえず気をつけろよ? 明日美は可愛いんだから」

「へっ――?」

 ――かわ、いい?

 脳内でその言葉を反芻し、ボン! と音が出るほど明日美の顔が一瞬で真っ赤になった。

「ここら辺はああいう手合いの人間多いんだからな。拒絶の意思はハッキリとな」

「あわ、わわ……」

「あいつらも悪人ってわけじゃないんだからしっかりと拒否すりゃ大抵はやめてくれるしな……って、聞いてるか?」

「ふぇ!? あ、は、はい!?」

「どうした? 顔赤いぞ?」

「い、いえ! あの、その、えーと……!」

 当然だ。顔も赤くなる。

 これだけ嬉しいことが――しかもいきなり――立て続けに起こったらそりゃあ思考なんてぶっ飛ぶというものだ。

 そもそも浩平とはそれほど話をしたこともない。好きと言っても憧れに近く、遠くから見ているだけだったはずなのに……。

 その相手が目の前で、自分だけに視線を送り、笑ってくれている。それだけで身体の内に熱が灯り――、

「あ、ヤベ!?」

「ひゃう!?」

 沈みかけた思考が浩平の大声で一気に覚醒した。

 どうしたことかと思えば、なにやら浩平は慌てた様子で頭上の時計を見て、

「祐一と約束してたの忘れてた! うわ、もう遅刻じゃん。あいつ時間には厳しいからなぁ……。あ、あーっと、悪い! 俺そろそろ行かなくちゃ」

「え、あ、あの……」

「それじゃまた、学園でな!」

「あ、先輩!」

 シュタ! と手を上げると凄まじいスピードで浩平は走り去ってしまった。

 さすがに速い。運動神経抜群(+祐一に対する恐怖補正)の浩平の後姿はまさにあっという間に視界から消えてしまった。

「……お礼も言う暇、なかったな」

 唐突に起こった幸せはやはり唐突に消え去ってしまった。

 でも、今日のこの幸運に明日美は神に感謝さえしたい気持ちだった。だから両手を組み空を見上げ、

「ありがとう、神様……」

「……で、いつになったらあたしに気付いてくれんのかなぁ」

 その後ろで溜め息を吐いている姉、霧羽香澄の存在にまるで気付いちゃいなかった。

 

 

 

 

 

集まれ!キー学園

四十二時間目

「物好き?」

 

 

 

 

 

 で、無事に姉の香澄と合流した明日美であったが、

「い、痛いよお姉ちゃん……」

 何故か頭を後ろ手に押さえ、涙目になっていた。というのも、

「仕方ないでしょ。あんたトリップしたまま帰ってこないんだから」

「でも殴ることはないと思う……」

 香澄の言うとおり明日美はあの後たっぷり数分の間香澄に気付かず(というか殴られて初めて気付いた)、ずっと浩平の背中を見送っていたのだった。

 その後二人は場所を移動し、当初の目的である夏服を物色するため駅前の大通りを歩いていたわけだが。

「しっかし、我が妹のことながらよくわからないな〜」

 腕を頭の後ろで組みつつ、香澄は隣の明日美を半目で見下ろし、

「折原くんのどこが良いの?」

 香澄とて浩平が人気あることは知っている。

 外見は良いし、性格は……まぁ若干ぶっ飛んではいるが明るく一緒にいて飽きるということもないだろう。

 人を傷つけることはせず女の子には優しい。しかもそれはさっき明日美を助けたときのように押し付けがましい優しさではなく、自然なものだ。

 頭はそれなりのようだが運動神経も良いし、友人想いで家族も大切にしている、と。

 これだけ揃っていればモテるのもわかる。わかるのだが……、

「どうも、明日美のタイプとは違う気がするんだけどなぁ……」

 いままで姉妹としてずっと共に過ごしてきたのだ。自信がある。

 明日美はもっと大人しい……というより落ち着いたタイプが好きだったはずだ。

 どちらかと言えば同じく四天王の一角である相沢祐一や岡崎朋也といった方がこれまでの明日美の好みのタイプには近いはず。

「物好き……とまではいかずとも、キー学にはもっと良い人いると思うんだけどねぇ」

「そりゃあ……確かに折原先輩は騒がしいし、昔の私じゃ苦手なタイプだとは思うけど……でも」

「でも?」

「……わたしは折原先輩が好きなの」

「あらま。はっきりと」

 明日美の性格から考えれば予想外の反応だが、こうまでハッキリ言うからにはその想いは本物なんだろう。

 ――ま、これ以上聞くのは野暮かなぁ。

 興味はあるが、いくら妹と言えどそれ以上詮索する必要もあるまい。妹は妹で妹の恋をすれば良い。

「わたしがどうして折原先輩を好きになったかというと二年前に遡るの」

「って、えー喋っちゃうの? あたしの気遣い意味なし?」

「あの日は……そう、ちょうど今日みたいな良い天気の日だったの……」

「あれ、聞いてる? 聞いてますかー明日美さん? ……駄目だ、完璧に回想モード入ってる」

 手を組み恍惚の表情で中空を眺める明日美は若干怖い人だった。

 

 

 

 というわけで回想モード。

 

 

 

 二年前。

 霧羽明日美がまた中等部の二年生だった頃だ。

 中等部のときから吹奏楽部に入っていた明日美はその日、楽器店へ足を運んでいた。

 彼女が吹奏楽で扱っているのはファゴットだが、一応木管楽器はフルートを初めとしてオーボエ、クラリネットとできるにはできる。

 ただファゴットが一番吹奏楽部で人員的に少なく、出来るのならばということでその枠に入れられただけだ。

 個人的に一番好きなのはフルートなのだが、フルートは木管楽器の中では最もポピュラーで人気も高く吹奏楽部に奏者はかなり多い。

 特に水越眞子先輩を初めフルート奏者には上手い人物が揃っているのでフルートを吹けないことには特に不満はなかったりする。

 けれど、今日見に来た楽器はフルートだった。

 最近ちょっとしたアクシデントでフルートを駄目にしてしまった。自分の不注意ではなく、アクシデントとしか言い様のないものだったが。

 フルートに限らず楽器というものは総じて値が張る。もちろんピンキリあるが、それにしても安くはない代物である。

 吹奏楽部に使うわけではなくあくまで趣味によるものだから、さほど高い物を買うつもりはないが……それでも数万は軽くかかるだろう。

 しばらくケーキやドーナッツといった間食は控えよう、などとどことなくしょんぼりした様相で明日美は楽器店に足を踏み入れた。

 途端、

「あ――」

 その華麗な音色が明日美の耳を奪った。

 店員の「いらっしゃいませ」という言葉さえもう聞こえない。明日美の耳にはどこからか響いてくるそのメロディだけしか届いていなかった。

 弦楽器特有の澄んだ音。ヴァイオリンだろう。

 その奏は繊細にして華やか、しかしその内に明瞭な光をも孕み心を躍動させる。

 ヴァイオリン独特の怜悧な冷たさに秘められし力強さ……だけではなく、どこか楽しげに弾むような、そんな子供っぽい無邪気さも混じった音色。

 そのどこか矛盾を内包した旋律は、しかし明日美の心を鷲掴みにして離してはくれなかった。

「あ、お客様?」

 店員なんてもう明日美の眼中にはなかった。ただ彼女は突き動かされるようにして、その音源に向けて足を進めていた。

 まるで光に誘われる虫のように、ただ無意識に。

 店の奥に小さな個室のようなものがあった。若干の防音装置が取り付けられた、おそらく試し弾きなどができるスペースなのだろう。

 透明な防音ガラスの向こう、瞼を閉じヴァイオリンを弾いている男性がそこにいた。

 それを見て、驚いた。

 着ているのはキー学園の中等部制服。襟に付けられたバッヂからすれば一つ上の学年。

 だが何より驚いたのは、その人物が明日美の知っている人間だったことだ。

 折原浩平。

 一年前のとある事件で一気に有名になった四天王と呼ばれる男子生徒の一角、その中でも一際明るく突拍子もない性格をした男子だった。

 とはいえ明日美の知っているのはその程度で、認知度もテレビの向こうの有名人程度、即ち話をしたことさえないレベルである。

 けれど、それまで明日美は折原浩平という存在をどこか苦手に感じていた。

 明日美本人が大人しい性格のせいか、浩平のような明るく騒がしいタイプは苦手で、その破天荒さも明日美には嫌悪の対象でしかなかった。

 だが――そんな意識が完璧に吹き飛んでいた。

 人間はギャップに弱い、とよく聞く。確かにそれはあるかもしれない。

 どちらかと言えば運動系のイメージがある明瞭快活な浩平が、文系の花形とも言える楽器演奏、しかもこれほどまでに上手いとなれば驚きも相当なものだろう。

 けれど、違う。そういったことじゃない。

 音楽は人の心を表す、とはよく聞く言葉で、明日美もまたそう思っている。

 家柄がそれなりに良い霧羽家は昔から音楽を趣味として楽しむ傾向があったし、家族全員が何がしか楽器に触れている。

 そんな家庭環境で育った明日美にとって音楽とは常に慣れ親しんだ物である。

 だが……過去、幾度となくコンサートに行ったりオーケストラを聴きに行ったりもしたが、ここまで心揺さぶられたことはなかった。

 聴いていて『美しい』ではなく『楽しい』と感じたのは生まれて初めてのことだった。

 心が躍る。ワクワクする。まるで童心に返ったかのような、そんな錯覚さえ感じる。

 でも、それが折原浩平という人物像を如実に表していた。

 無邪気で、明るく、素直で、優しく、時には馬鹿をして、友と笑い合い、そして更に楽しいと思えることを考え、突き詰めていこうとする。

 飽くなき『楽しみ』への探求に欲求。そんな浩平の意思がありありとこの旋律には乗せられていた。

「あ……」

 もう明日美の五感は全て浩平に注がれていた。浩平しか感じられなかった。

 楽しそうに笑いながら演奏する浩平を見て、不意に心がときめいた。

 きっと、そう。それはまさしく――、

 

 

 

「一目惚れ……ポッ」

「いや、っていうかそれって吊橋効果っていうか……予想外に上手いヴァイオリンに対する感動を錯覚したってことはない? ってか若干美化しすぎじゃないかなぁ」

 瞳を輝かせて呟く明日美に、胡乱げに目を細める香澄。しかし、

「わたしね、そのとき確信したの。この人と一緒にいればわたしの知らない場所まで引っ張ってってくれるんじゃないか、って」

「あれまたスルー? もしもーし、明日美? ちょっとー?」

「それでね、その後……」

「駄目だコリャ」

 やれやれ、と嘆息。

 いままで明日美が誰かを好きになった、などということは聞いたことがない。

 内緒にしていた……というのは彼女の性格上無理っぽいので、多分これが初恋ということになるのだろう。

 しかし、まさか明日美にこうしたトリップ癖というか意識が飛んでしまうことがあるとは思いもしなかった。

 いや、それだけ浩平に本気ということなのだろうか?

「それにしても、あの折原くんが楽器、ねぇ……」

 彼が軽音楽部にいることは香澄も知っているし、学園祭でギターを弾いていたのは見たことも聴いたこともある。

 確かに上手かったし、場を盛り上げるという点においてはかなり才能もあるだろう(正直香澄もノリノリだった)。

 だが、だからこそヴァイオリンというイメージがまったく頭に浮かんでこない。『優雅』という言葉から浩平はまさにかけ離れた存在だと思う。

「でも……んー」

 えへ、えへへへへ……と不気味な笑みを浮かべつつウネウネと身体を捩っている明日美を半目で見る。

 明日美の音楽に対する耳の良さは香澄とて知るところだ。

 その明日美がここまで陶酔――しかも元々苦手なタイプであったはずの印象を覆すほどに――するからには、相当な演奏だったんだろう。

「ふむ」

 吹奏楽部に名を連ねる人間として、かなり興味が湧いてきた。一度聴いてみたいものだが、さて。

 ……まぁそれはともかく。

「いい加減、帰ってきて欲しいものねぇ」

「あぁ、浩平先輩……」

 未だに明日美はトリップ状態のままだった。

 

 結局彼女の意思が戻ってきたのは再び香澄に殴られた後だった。

 

 

 

 あとがき

 今回はギャグを半ば放棄しラブに突き走った、どうも神無月です。

 えー、キー学とは一体どこに向かっているのか神無月自身わかっておりませんが(!)、まぁこういうのも良いんじゃないかなぁ、とか。

 一応ジャンルは『ドタバタ学園コメディ』になっておりますが、いっそある方が言ってたように『破茶目茶学園ラブコメディ』にした方が良いかもねw

 どう思います?w

 さて、浩平好きが表明されたのが……これで三人目?

 他の四天王の周囲とは違い自らアクティブに動く人間が皆無の浩平の周囲ですが、虎視眈々と狙っている者は多いという。

 実はこういうタイプの方がなかなか手強いとは我が従妹の談(ぁ

 ともあれ、浩平のヴァイオリン関連の話もいずれやります。そのときにはもちろん霧羽姉妹も再登場するでしょう。

 祐一のピアノはいつになるかなぁ……。

 ほにゃらば。

 

 

 

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