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             【落ちる宇宙(そら)(前編)

 

 宇宙。漆黒の空間。

 その中に浮かぶ大きな人工物。その名はコロニー。

 それはいま緩やかに見える速度で・・・しかし着実にその進路を地球へと向けていた。

 それを背景とし、いま二つの波は激突しようとしている。

 片方の波はネオジオン。もう片方の波は地球連邦。

 いま、その火蓋は気って落とされる―――。

 

 

 

「フッ、やはり来たか。連邦の屑どもが」

 エンドラUの中、マシュマー=セロ中佐はこちらに向かってくる光源を睨んだ。

「たかがそれだけの数で我らに挑むその姿勢は認めよう。・・・だが、それが蛮勇であるということを証明してやろう!」

 マシュマーは横に立っている女へ視線を向ける。

 そこに立っているのはハマーンより授かった新しい副官、イリア=パゾムである。

「イリア、我々も出るぞ!奴らにネオジオンの恐ろしさを植え付けるにはちょうど良い機会だ」

「しかしマシュマー様。艦隊の指揮は?」

「そんなものは水瀬大佐に任せれば良い。あの方はハマーン様の信頼を預かるお方だ。私よりも上手く艦隊を使ってくれるだろう」

「それでよろしいので?」

「イリア。人には得て不得手があるのだ。戦場とはいかに有能な人材を適材な位置に配置できるかによっても決まるものなのだ」

 マシュマーはイリアから顔を外し、オペレーターにザクV改の準備をさせるよう連絡するように言いつけるとブリッジから出て行った。

 その背中を眺めながらイリアは小さく口元を崩した。

「どうやら強化は予想以上に上手くいっているようだな。さすがは霧島聖、と言うべきか」

 前は騎士道精神がどうのとうるさかったようだが、いまではそんな影はまるで見えない。

 そんなマシュマーの態度にイリアは満足そうな笑みを浮かべ、自らもブリッジを後にした。

 

 

「艦長、マシュマー中佐より入電です。『自分は戦場に出るから、第二艦隊指揮は貴殿に任せたい』とのことですが・・・」

「了解しました、と返信してください」

「了解」

 オペレーターが頷きコンソロールに向かうのを見て、秋子は視線を落とした。

 気になるのは・・・聖の部隊へと連れて行かれた名雪のことだ。

 ハマーンの言葉であるから従うしかなかったが・・・しかし聖の下というのがどうにも不安を募らせる。

 とはいえ、いまはそんなことを気にしている余裕はないだろう。

 敵にはあの相沢祐一と・・・そして連邦同期の古河早苗がいる。

 二人とも秋子が知る中でも才気に長けた艦長だ。油断などしているわけにもいかない。

「各艦に伝達。対艦戦闘用意。陣形このまま。・・・敵をコロニーに近付かせないように!」

 秋子は見る。艦橋から見える、その敵を。

 

 

「敵艦隊よりMSの発進を確認! 二十、六十、百二十、二百・・・なおも上昇中!」

「MS部隊は展開して敵MSを抑えろ! カンナヅキはこのまま前進! キサラギと共にラー・カイラムへと続け!

 ミサイル装填、メガ粒子砲エネルギー充填開始、速度はラー・カイラムに合わせ!」

「MS部隊全機発進を確認!」

「ミサイル装填、一番から二十二番まで完了!」

「エネルギー充填よろし!」

「ミノフスキー粒子散布、拡散濃度順調!」

「Iフィールドジェネレーター起動!」

 カンナヅキのブリッジで指示を飛ばす祐一の眼前、相手の艦隊から現れる光の群れは、それだけでこちらを萎縮させるほどのものを持っていた。

 だが、退けない。

「MS部隊、来ます!」

「弾幕を張れ! 敵を一機たりとも近付かせるなよ!」

「敵艦隊を射程内に捕捉! 『クサナギノツルギ』いきますか?」

「いや、まだだ。あくまで目標はコロニーだ。ここで撃ってコロニーに辿り着いたときエネルギー切れでしたなんてことになったら泣けるに泣けない。対艦戦闘は三連圧縮メガ粒子砲で応戦する!」

 布陣の先頭にいたラー・カイラム、カンナヅキ、キサラギはすぐに戦闘へ突入した。以下、後続艦隊も次々と敵MSと接触していく。

 こうして、戦いは開始されたのだった。

 

 

 激突するMS郡の中から、突出して連邦の艦隊へと奔る三機のMSがある。

 先頭を行くのはパラス・アテネ。そしてそれに追従するようにギラ・ドーガが二機。

 霧島聖直属の、美凪の部隊だ。

「・・・敵艦隊の編成を突き崩します」

 三機は戦闘宙域を大きく迂回し、そのまま一直線に並ぶ連邦艦隊の右翼へと疾走する。

 それに気付いたサラミス改が単装砲を向けてくるが、それよりも肉薄する方が早い。

 みちるのギラ・ドーガが近場のMSを撃破し、その間に往人のビームマシンガンが単装砲を破壊する。その隙間を縫うように美凪は艦橋へと接近し、ほぼ零距離で大型ミサイルを叩き込んだ。

 艦橋が大爆発を起こし、コントロールを失ったサラミス改はそのまま至るところを誘爆させ、閃光となる。

 それはまさに数秒の出来事だった。

 そうして目標を撃破した美凪は次の目標を探して―――突如鳴り出したアラートに弾かれるようにして回避運動を取った。

「・・・この、感覚は」

 放たれたビームの方向へ向き直りながら、この感覚が初めてではないことに気付いた。

 やってくるのは、四つの光点。

 そうしてモニターに映ったのは・・・一機のガンダムと、連邦の新型MS、ジェガンが二機。そして少し離れてGDキャノンが一機。

 そしてその先頭のガンダムの肩には、あのときと同じ爆炎に浮かぶピエロの仮面。

「『爆炎のジョーカー』。・・・マレー諸島での借りを、返させてもらいましょう」

 そして相対する相手が地上にいたときに戦ったことがある相手だということはその『爆炎のジョーカー』たる岡崎朋也も気付いていた。

「あのときの連中か・・・! 春原、清水、敵は手強い! 用心して動けよ!」

『大丈夫だよ。新しい力を手に入れたこの僕の敵じゃないね』

『春原さん。そんなこと言ってるとやられますよ?』

『そうだよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは変なところで調子が良いんだから』

『な、なんだよ芽衣。お前は俺たちの部隊じゃないんだから口出しするなよな!』

『もう、少し付いてきただけなのに・・・。岡崎さん、お兄ちゃんのこと、お願いしますね?』

「・・・仕方ない。基本的に無視する方向でいきたかったが、芽衣ちゃんの頼みじゃ仕方ないな」

『それ、どういうことですかねぇ!?』

『それじゃ、わたしはこれで』

 スッと、一番後ろにいたGDキャノンが隊列から外れていく。

 それを確認し、朋也のSガンダムが牽制にビームを放つ。それがまるで開始の合図であったかのように、六機のMSは交錯した。

 

 

 美汐のスコーピオン率いる部隊が連邦艦の攻撃を避けながら迫っていく。

 今回美汐は佐祐理とは別行動で、小隊長に任命されていた。

 彼女の指揮下には計五機のガザDがおり、それは六機編成で敵艦へと突っ込んでいく。

 目標はサラミス改二隻に守られたロンバルディア級だ。

「散開。あなたたちは護衛のMSの相手をお願いします」

 美汐の言葉に従い、後ろにつけたガザD部隊が各自散開する。

 そして三隻の艦に美汐が単体で突っ込んでいく。

 普通の者なら、これがどれほど無謀な特攻かと思うだろう。

 だが、そうではない。美汐のスコーピオンは装甲や武装の強力な、しかし回避能力に乏しいMAや戦艦に対してこそその真価を発揮する。

 美汐は機体を翻しながら、まず左右にあるサラミス改に向けてディスターブ・ランスをそれぞれ放った。

 寸分違わず艦に突き刺さる。そして数秒後、どういったわけかサラミス改の攻撃がピタリと止んだ。

 おそらく、今頃ブリッジでは艦長やクルーが大慌てだろう。

 ディスターブ・ランス。

 突き刺さると、そこからコンピュータウィルスが内部へと侵入しシステムを破壊する武器。

 故にスコーピオン小回りの効くMSよりも、MAや戦艦などのほうが効率が良いのだ。

 そしてこれが、『スコーピオン』の名の由来である。

 美汐は動きの止めたサラミス改をそのまま放置し、ロンバルディア級へと突き進む。

 そこへ二機のジムVが立ちはだかるが、

「その程度の動きでは、私は止まりませんよ」

 肩から射出された高振動ワイヤーの餌食となり爆発する。

 止まらない。

 ただでさえロンバルディア級はアレキサンドリア級の発展系として作られた実験艦。武装も少ない状況で、美汐の動きを止められるわけもない。

 そうして射程距離に入り、美汐は再びディスターブ・ランスを撃ち込む。

 そうして数十秒後にはウィルスが艦内に蔓延し、動きを止める。

 あとは、簡単な仕事だ。

「さて・・・次へ行きましょう」

 美汐は戻ってきた五機の部下にそう告げて、次の目標へと奔っていく。

 その後ろでは三つの大きな爆発が宇宙を染めていた。

 

 

 風子は修復したガンダム・ガーベラSFを駆ってカンナヅキに近付いてくる敵を次々と撃破していた。だが、

「敵の数が多すぎますっ!」

 撃っても斬ってもきりがない。

 以前地球に降りるときも似たような状況だったが、今回はあのときとは比べ物にならないほど敵の数が多い。

 そして―――強敵の数も。

「!」

 迫る一撃に、風子はシールドを向ける。弾いたビームを皮切りに、連続でビームが放たれる。

 しかも、八方から。

 だが気配は一つしか感じない。

 そこから導かれる事実は―――、

「サイコミュ兵器、というやつですか!」

 その気配の元へロングビームライフルを続けざまに放つが、それを黒の影がかわしていく。

 ガンダムタイプ。飛び交うファンネルを従えて宇宙を駆けるのは、RガンダムMkX。

 第三艦隊のトップエース、仁科理恵だ。

「あなたに恨みはありませんが、落ちてもらいます!」

 黒く塗装されたRガンダムMkXがシールドを構えながら突き進む。

 それに対しロングビームライフルで応戦するが、その光線は敵には当たらない。

 回避が上手い。風子は射撃では相手に当てられないことをすぐさま悟り、ビームサーベルを構えてこちらも突っ込む。

 衝突。

 シールドとビームサーベルが火花を散らし、互いを弾き飛ばさんと唸りを上げる。

「ファンネル!」

 が、そのままの体勢で理恵はファンネルを射出、風子へと向ける。

「くっ!?」

 そうなっては鍔迫り合いをしているわけにもいかず風子は下がるが、それこそ理恵の思惑通りだ。

 下がるガーベラSFを追うようにRガンダムMkXのブースターが火を吹く。そしてビームサーベルを抜き放ち、一閃を見舞う。

「はぁっ!」

「!?」

 風子は咄嗟にシールドを構え、そのビームサーベルを受け止める。だが、それも理恵の想定内。

「うわぁっ!」

 着弾。意識がビームサーベルに向けられた風子にファンネルの攻撃を当てることなど容易い。

 そうして姿勢を崩したガーベラSFにシールドでタックルをかまし、ビームサーベルを振り下ろす。その一撃はガーベラSFを裂くまではいかずとも、シールドを弾き飛ばすことはしていた。

 そして体勢を整える暇を与えないままビームライフルとファンネルで波状攻撃を仕掛ける。

 だが、それは凄まじいガーベラSFの機動によってかわされる。

「あれをかわした!? 一筋縄ではいかない相手ですか・・・!」

「この人・・・強いです!」

 RガンダムMkXが再び奔り、ガーベラSFは両手にビームサーベルを構え受けの体勢を取る。

 そうして再び激突は繰り返された。

 

 

 三条の光が空を駆けた。

 それらがネオジオンのMS群の中を突っ切った刹那、轟く爆音と共に数多の閃光が闇に浮かんだ。

「あはははは、ほらほら、もう少ししゃんとしなさいよ!」

「邪魔するのなら消えてもらうまでです」

「ふん。ハエみたいにブンブンと、目障りなのよぉ!」

 名倉友里、里村茜、沢渡真琴だ。

 この三人、凶悪なまでに強かった。近寄る敵は皆瞬時に撃破されていく。それはさながら、見えないバリアにでも覆われているように。

 三機がそのまま敵艦隊まで突っ込んでいく。

 艦を守るMSを軽く撃破し、艦からの攻撃も難なくかわし、そして的確に艦橋を破壊する。

 一機がそれぞれ一つの艦を撃破して、そしてまた再び集う。

 まさに圧倒的だった。

「いいわねぇ、周りは皆敵だらけ。・・・ぞくぞくしちゃう」

「つまんないだけよぅ。弱すぎるし。見ててイライラするわ」

「・・・そうでもないようですよ」

「「え?」」

 言った瞬間だ。幾多ものビームが三機の後方から襲い掛かってきた。

 三機は散開しその攻撃をかわすと、後方を見やる。

 そこには・・・青いMAが不気味に浮かんでいた。

「データベースにありますね。・・・ノイエジールUαですか」

 そう。それは茜の言うとおりノイエジールUα―――氷上シュンである。

 だが、パイロットが誰あるかなど三人にとってはどうでも良い。

「・・・ここは私に任せて、どうぞ行ってください」

「なによ、茜。横取りする気!?」

「違うわ、真琴。茜は私たちに気を遣ってくれてるのよ。『たっぷり暴れてきなさい』って・・・ね?」

 茜は無返答だが、友里はただ笑みを浮かべ、

「任せるわ。雑魚狩りに飽きてきたら戻ってくるから。・・・まぁ。茜に狙われて生き残ってるとも思えないけどね」

「・・・フン。今回は譲ってあげるわよ」

 そうして去っていく二機にノイエジールUαがビーム砲を放つが、それは正面に回りこんだ茜のシールドによってかき消される。

 それを見て、シュンはゆっくりと苦笑を浮かべた。

「“作り物”の分際で僕の相手をする気かい?」

「それは・・・あなたも同じでしょう?」

「!」

 茜の言葉にシュンは一瞬驚愕とした表情になる。彼を知る人間がそれを見たなら、それがどれだけ珍しいことがわかっただろう。

 だがシュンはすぐさま面白そうに顔を歪め、

「・・・ふふ。そうか。わかるんだね、君には。僕が」

「・・・・・・」

「そうか。ふーん。・・・興味が湧いたよ。作り物の分際で僕の『存在の不可思議』に気付くなんて・・・。

 君の相手は僕がしよう。拒否しても、付き合ってもらうよ」

「・・・・・・」

 ノイエジールUαが動く。

 ふわり、という擬音語が正しいと思えるその動きはしかし、瞬きの瞬間には高速での移動を展開していた。

 ビームを放ちつつファンネルを射出し、そのままビームサーベルを展開して突撃する。

 日頃一歩下がったような体勢で安穏と戦うシュンの姿はそこにはない。

 ―――本気だ。

 茜はとりあえず来るビームをあるものは避け、あるものはシールドで防ぎながら機体を旋回させる。動き回らなければファンネルの餌食となるからだ。

 ファンネルの猛攻をかわし、肩のアサルトビームキャノンから一撃を放つ。

 それをシュンは回避行動を取らない。あれほどの出力の攻撃ならIフィールドで防げるからだ。だからそのまま突っ込もうとアクセルを踏む。だが、

「!」

 アサルトビームキャノンはその後ろからさらに二撃来た。しかもあれだけ激しい挙動をしているにもかかわらず、まるっきり同じポイントに。

「―――っ」

 合わせて三発。それが同じ場所に当たればさしものIフィールドも貫かれるかもしれない。仕方無しにシュンは回避行動を取ろうとするが、

「なに!?」

 そこへ再びアサルトビームキャノンが飛んできた。しかも下から。

 それは先程茜の放ったアサルトビームキャノンと交錯、ビーム粒子が互いに弾け大きく閃光と化す。

 それに目を取られたほんの一瞬に茜は機体を肉薄させビームサーベルで一閃を見舞っていた。

「くっ!?」

 だがそこはシュン。あれだけの距離で、これだけの図体のMAであろうと直撃を避けるだけの技術はある。しかし、

「・・・・・・」

「・・・ふっ、よくやるね」

 シュンは冷や汗を垂らしながら苦笑を浮かべた。

 モニターの横隅。ある装置が起動不可能になったと警告メッセージが浮かんでいる。

 Iフィールドである。

 先の一瞬、直撃を避けたビームサーベルの一閃はそのままIフィールド発生装置を叩き斬ったのだ。

 偶然ではない。茜はシュンがかわした場合でも必ずIフィールド発生装置に当たる軌道でビームサーベルを振り抜いたのだ。

 直撃すればやったもん、そうでなくても有利に動くような攻撃をあの一瞬で行った茜。

 その実力は、まさに格違い。

 あのシュンですら冷や汗を浮かべるほどの相手。

(こんな感覚・・・。水瀬大佐や智代くんと戦ったとき以来だよ)

 シュンは考えを改めた。

 確かに相手は作り物。

 ・・・だが、この相手は本当に全力で戦わなければ確実に負かされる。

 シュンにはまだ死ねない理由がある。

 だからシュンは、いつものアルカイックスマイルを完全に捨てた。

「・・・いくよ!」

 ノイエジールUαが、奔る。

 

 

 純白の機体が、飛ぶ。

 そしてそれの通った跡には、ただ閃光だけが残っていった。

「邪魔すんじゃねぇよ。俺は急いでんだ!」

 吐き捨てるよう、古河秋生はその純白の機体―――アーク・ゾリオンを加速させた。

 その後ろに渚とまいかの姿はない。おそらく秋生のあまりのスピードについてこれなかったのだろう。

 しかし秋生は気にする素振りもない。それだけ二人のことを信用しているからだ。

「さて、次は―――!?」

 秋生は間隔の赴くままに咄嗟に機体を旋回させた。すると先程までいたところを強力なビーム砲が貫く。

「ただの雑魚じゃない、か。・・・あれか?」

 目を向けた先からは、二機のMAが高速でこちらに接近してきている。

 それは杏と椋のジャムル・フィンだった。

「ここから先へは行かせないわよ!」

「行かせません!」

 二機はそれぞれ反対方向へと展開、MS形態へ変形すると撃てる限りの火力を一気に撃ち込んで来る。

 杏と椋は気付いていた。その肩に描かれた、二つの銃がクロスしたエンブレム。それが・・・『戦慄のゾリオン』たる古河秋生であることに。

 だから二人は最初から全力で攻撃をしたのだ。

 だが、その攻撃も秋生に難なくかわされてしまう。

「そんな・・・!」

「なるほど、良い腕だ。射撃の正確性も、互いの息もピッタリだ。だが、・・・その程度じゃ俺の脚は止められないぜっ!」

 アーク・ゾリオンは二丁のビームライフルをそれぞれ左右へと向ける。そしてロックオンもせずに発射。

 その二発は杏と椋のジャムル・フィンの頭部を見事に直撃した。

「「そんな!?」」

 これぞ古河秋生。

 射撃の能力ならば、おそらく最強の腕を誇る、連邦最強の男だ。

 そうして動きの止まった二機に止めを刺そうとして、

「!」

 上からの攻撃によってそれは阻まれた。

 回避行動を取り、見上げれば再び襲い来るビームの斬撃。

 それをビームサーベルで受け止めた秋生は、そのMSを凝視した。

「なんだ、このへんてこなMSは!?」

「へんてこ!? この私のザクV改をへんてこだとっ!?」

 憤慨したような男の声が響き、ビームサーベルが弾かれる。

 そしてそのザクV改の後ろには、少し離れてリゲルグがいた。

「イリア。お前はそこの二機を連れて一旦戻れ」

「ですが・・・」

「そしてすぐに戻って来い。いいな?」

「・・・了解」

 そうしてジャムル・フィンを両腕に抱え後退するリゲルグを守るようにザクV改は立ち、

「良いか、よく聞け。私はマシュマー=セロ! ハマーン様に楯突き、あまつさえ私のザクを冒涜した愚かな連邦の屑よ! この私が直々に相手をしてやろう! かかってこい!」

 ビームサーベルの切っ先をこちらに向けて言い放つマシュマーに対し、秋生は小さく、

「ほぅ。よく言った・・・」

 笑った、そして二丁のビームライフルを低い姿勢で構えて、

「付き合ってやろうじゃねぇかよ」

 

 

 ガンダムタイガーはビームサーベルを抜き、迫り来るビームサーベルの一撃をなんとか受け止める。だが、その反動で機体は大きく跳ねる。

「くぅっ!」

 揺れるコクピットの中で呻く少女―――みさきは苦戦していた。

 しかし無理もない。たとえ彼女が『盲目の緑風』と呼ばれるパイロットであり、乗っている機体がガンダムであっても、これは部が悪い。

 相手はあのクリムゾン・スノーの三人。確かにそれもきついが、それよりも問題なのは・・・相手がその機体を変えていたからだ。

 紅に塗装された―――試作型ドーベンウルフに。

「!?」

 再び四方八方からビームが飛んでくる。

 周囲を動き回る葉子と香里のハンドビーム、そしてインコムによるオールレンジ攻撃だ。

 そしてその攻撃の間から晴香の接近攻撃がやってくる。

「ほぉら!」

「っ!」

 斬撃にビームサーベルで応戦する。だが、晴香は笑みを浮かべ、

「ドーベンウルフにはね、面白いギミックもあるのよ!」

 瞬間、思わぬ方向から一閃が来た。

 斬り飛ばされた腕の向こう、そこにはドーベンウルフのスカートから突き出た一本のビームサーベル。

「隠し腕?!」

「そういう・・・ことよ!」

 本体の腕の一撃が来る。

 それをからくもかわし距離を取ろうとするが、しかし背後からのビームの雨がそれを許さない。

「このままじゃ・・・!」

 みさきの頬を汗が伝う。

 まさに、絶体絶命だった。

 

 

 数機のネオジオン部隊が飛び交う攻撃の猛攻を避けてカンナヅキに迫っていた。

 先頭を行くのは青く塗装されたキャンセラー。そして後続には試作型のキャンセラーが六機続いている。

「あは、見つけた。祐一の艦」

 その先頭、青いキャンセラーのコクピットの中で彼女―――水瀬名雪は肉眼で視認できるところにまで迫ったカンナヅキを見て深く恍惚の笑みを浮かべた。

 それに対し、試作型キャンセラーの一機が近付いてきて、

「水瀬隊長!突出しすぎです。これ以上隊列からはみ出たら―――」

 そこでその男の声は途切れた。

 爆発する男の機体。

「・・・祐一とわたしの恋を邪魔しないで」

 それはなんの躊躇もなく撃たれた名雪のビームライフルによって。

「他の人も、邪魔しないで。祐一はわたしのものだから」

 にこりと、なんの邪気もない笑みに部隊の者たちは戦慄に似た怖気を背中に感じた。

 そして名雪はカンナヅキに向けて全周波での通信を送る。

 会える。

 やっと念願の時が来たと、高鳴る胸を押さえつけ、・・・その時が来た。

 

 

「艦長、あの・・・」

「なんだ、川口」

 戦闘中であるにもかかわらずこちらを振り向く川口に祐一は怪訝な表情を返す。

 なぜならその川口の表情も困惑に染まっていたから。

「その・・・前方にいる敵MSから全周波でこちらに通信を送ってきているのですが・・・」

「通信?」

 こんな状況で、と疑問にも思うが、だからこそ祐一は頷いた。通してくれ、と。

 そうしてモニターに映しだされた顔を見て・・・全ての者が表情を凍らせた。

 それに対し映るその少女、名雪はとても嬉しそうな表情で祐一を見る。

『会いたかった・・・。会いたかったよ、祐一。七年振りだね?』

「名・・・雪?」

『あ、わたしの名前覚えててくれたんだ。良かったぁ』

 ・・・いったいなにがあったというのか。

 そこにあるのは見慣れた名雪の笑顔だ。だが、なのにそこから以前までの名雪の感じが・・・まるでしない。

 それに七年振りというのはどういうことか・・・。

 だがそんな驚きを軽く凌駕する言葉が、その名雪から放たれた。

『待っててね、祐一。いますぐわたしが・・・殺してあげるから』

「―――っ!?」

 それは、なんと形容したら良いだろうか。

 そう、それは・・・狂気の笑み。

 名雪はそんな歪な笑みを浮かべて、迫ってくる。

「ちっ!」

 最初に反応したのは斉藤だった。火器担当に火線を集中させるように言うが、その前に機関砲が名雪の攻撃によって破壊される。

 向けられる殺気。

 それを受け、祐一は頭ではなく本能で理解した。

 ―――名雪は、本気だ。

 ミサイルなどで対応するカンナヅキを嘲笑うかのように近付いてきて、ミサイルポッドを開き、撃ち込む。

「受け取ってよ、祐一。わたしの愛を!」

『祐一くん!』

 だがそのミサイルは突如降り注いだビームによって全て爆破された。

 オレンジ色の、曲線をなぞるようなフォルムの機体が流れ込んでくる。

 あゆのキュベレイMkUである。

 

 

 名雪はその邪魔者を横流しに見た。

「・・・なに? あなたわたしと祐一の仲を邪魔するの?」

「名雪さん・・・? 違う・・・? なに、この嫌な感じ・・・」

「ふぅん、そう。・・・・・・祐一の近くにいる女なんてみんな嫌いだよ」

 そう、嫌いだ。

 自分ではなく、誰かを取った祐一だから。

 だから殺して永遠に自分のものにしなくてはいけないのに。

 それを邪魔するというのなら・・・、

「死んじゃえ」

 途端、キャンセラーが奔った。一挙動のままにビームサーベルを掲げてキュベレイMkUに肉薄する。

 あゆは慌てたようにビームサーベルで弾き飛ばしながらファンネルを向かわせる。だが放たれるビームは全て回避され、そのまま名雪の尋常ではないビームサーベルの動きによって全て切り払われてしまう。

「速い・・・!」

「あはは、遅い。遅いなー。眠くなっちゃうよ」

 キャンセラーから放たれたミサイルポッドをあゆは回避するが、まるでその動きを読んでいたかのようにビームライフルが足を穿ち、そうして体勢を崩したキュベレイMkUの頭部にキャンセラーのビームサーベルが突き刺さる。

「うぐぅ!」

「うふふ、だーめ。すぐには殺してあげない。いたぶっていたぶっていたぶり抜いて・・・。生まれたことを後悔させてあげるから」

 ビームが肩を、足を貫きサーベルの一閃が腕を薙ぐ。

 コクピットも幾度の衝撃に耐えかねて、破片が飛び散りあゆの身体に刺さっていた。

「う・・・ぐぅ!?」

「あゆ!」

 祐一は急ぎ自分のコントロールでサブメガ粒子砲を放つが、その一撃はキャンセラーのIFシールドによって掻き消されてしまう。

「なっ!?」

「いまのは祐一だね。もう、せっかちなんだから・・・。ごめんね? そういうことだからもうあなたの相手は出来なくなっちゃった」

 にこりと。会心の笑顔で。

「死んで」

 極上の笑みの中、キャンセラーのビームサーベルが―――動力部を貫いた。

 そして閃光へと消えるキュベレイMkU

「・・・あゆ!!?」

「あははは、あははははははは! ―――うん?」

 だが、名雪は気付いた。

 微弱ではあるものの、敵の気配が消えていないことに。

 よくよく見れば・・・キュベレイMkUの爆発した後方に脱出ポッドが浮いていた。

 おそらく動力部が爆発を起こす前に脱出したのだろう。・・・とはいえ、いまは気絶しているようだが。

「もう、しぶといなぁ。いい加減死んじゃってよ」

 無造作にビームライフルを向ける。それで終わり・・・のはずだった。

 しかし、その銃身は突如下から現れた蒼い影の一閃により寸断される。

 名雪は咄嗟にビームライフルを投げ捨て、爆発を後ろに聞きながら上を見上げた。

「なに、誰!?」

 そこにいるのはオーラに包まれ、赤くメインカメラを輝かせた蒼い機体。

 ブルーディスティニー4号機。通称BDと呼ばれる・・・留美の機体だ。

「名雪! 名雪なの・・・!」

「・・・あなた、誰?」

「名・・・雪・・・?」

 呆然とする留美に、しかし名雪は怒りの視線を向ける。

「誰か知らないけど、またわたしの邪魔をするんだ。嫌な人」

「どうしちゃったの、名雪。あなたは・・・!」

「気持ち悪い。知りもしない人がわたしの名を軽がるしく呼ばないで。わたしの名を呼んで良いのは祐一だけなんだから」

 名雪はビームサーベルを取り出し、躊躇もなくそれを留美に向かって振り下ろす。

 それを横にさけて留美は叫ぶ。

「名雪・・・!」

「鬱陶しいよ! 祐一とわたしの邪魔をする奴は、みんないなくなれぇ!」

「どうしちゃったのよ、名雪!?」

 留美の声は届かない。

 名雪の頭を埋めるのはただ一つ。

 祐一を殺すこと、ただそれだけなのだ。

 

 

 名倉由衣は前衛の艦を護衛するためにドライセンで待機していた。

 左右には南森大介と中崎隆が同じくドライセンで待機している。

 ここは連邦軍をコロニーへ近づけないための第一防衛線・・・なのだが、いまだ連邦の機体は一機も来ないし艦も来ない。

「はぁ・・・」

「なんだ、ため息なんか吐いて」

「あ、いや。暇だなぁ、と・・・」

「阿呆か。いまは戦闘中だぞ」

「・・・そうなんですけど」

 大介に窘められ頬を膨らます由衣。そこへ隆がフォローのように横から口を出す。

「まぁ、俺たちも新しい機体なんだ。由衣ちゃんも早く使ってみたいんだろうさ」

「とはいえ、これはあのクリムゾン・スノー隊のお下がりなんだがな」

「それは、まぁそうだけどな」

 そう、三人の乗るドライセンは塗装こそ通常のものに治されているが、つい先日まではあのクリムゾン・スノーが乗っていたもので、通常のドライセンよりわずかに性能が高く仕上がっているのだ。

 そして、そう言っているものの大介も新しい機体を試したい気持ちは同じだった。隆は・・・まぁ、どっちでも良いようだが。

『どうやら敵が来たようです。数は・・・二』

 少し前で待機している別部隊の隊長から、第一防衛線で待機している全ての者に通信が来た。

 だが伝えられた敵の数が数だからか、由衣たちも含め皆の動きは鈍い。

 ・・・それが命取りになるとも知らずに。

 ドドドドドドォォォォォォォォン!!

「え―――!?」

 由衣は、突如起こったことに目を疑った。

 なんと前方に展開していたMS部隊が一瞬で爆炎へと消えていったからだ。

「馬鹿な、五十機以上いた前衛のMSが一気にレーダーから消えただと!?」

「おいおい、こいつは穏やかじゃないな・・・! しかも相手はたったの二機か・・・!?」

 大介と隆の声も由衣には聞こえない。

「あはははは! 弱い、弱いわねぇ!」

「ホント、イラつくくらいに弱すぎるわよぅ」

 なぜなら通信越しに聞こえてくる声に、聞き覚えがありすぎたからだ。

 身体が震える。

 もし、もしもいま一瞬にして味方を壊滅させたのが自分の知る人物だったのだとしたら・・・、

「―――っ!」

「お、おい由衣ちゃん!?」

 隆の制止を振り切って由衣はその二機のジェガンの前に出る。そして、

「お姉ちゃん・・・? 友里お姉ちゃんなの!?」

 由衣の言葉に、しかしジェガンに乗る友里は眉を潜める。

「何を言ってるのかしら、この子。私に妹なんていないわよ」

「何言ってるのお姉ちゃん! わたしだよ、由衣だよ!」

「由衣・・・?」

 その名を聞いた途端、友里の頭に激痛が奔った。

「ぐっ・・・!」

 グリップから手を離し頭を抱える友里。

「なに、なんなのよこの頭の痛みは・・・!!」

「なによ友里。もう壊れちゃったの?」

「うるさい! 殺すわよ!」

「あはは、やれるものならどうぞ? それよりも早く帰ればぁ?」

「くっ・・・!」

 なにかを言い返そうと口を開いて、しかしその言葉はあまりの頭痛に途中で止まった。

 確かに、真琴の言うとおりこのままここにいても意味はないかもしれない。

 それにこの意味不明な頭痛も気にかかる。

「・・・後は任せるわ」

「あ、お姉ちゃん!!」

「馬鹿、あぶねぇ!!」

 反転し去っていく友里に追いすがるように動いた由衣を、大介のドライセンが弾き飛ばす。

 どうして、と思った瞬間一条の光がそのドライセンを貫いた。

「ぐあぁぁぁ!」

「あ・・・」

 弾きとばされる大介のドライセン。動力部には誘爆しなかったのか爆発こそしないが、今の攻撃は危険だ。かなりコクピットに近いところをいっている。

「南森さん!?」

 急ぎドライセンに駆け寄る由衣。

 コクピットが破壊され、中が見えている。なんとか生きているようだが、もしかしたら破片か何かが刺さってパイロットスーツに穴でも開いているかもしれない。すぐにでも連れ帰らなければ。

「由衣ちゃん。そいつを連れて下がれ」

「中崎さんは・・・?」

「俺はこいつの足止めをする」

「そんな、無茶な!?」

「無茶でもなんでもやらなきゃ、みんな死んじまう」

「でも―――」

「さっさと行け!!」

「!」

 一括され、由衣は大介のドライセンを抱えると、

「・・・死なないでくださいよ」

 そうして去っていく由衣のドライセンを後ろに、隆は苦笑を浮かべる。

「・・・そいつは、約束できないな」

 だが、とりあえず自分のすることは決まっている、と隆はビームランサーを構え敵を見やった。

「そういうわけだ。あんたの相手は俺が勤めさせてもらう」

 しかし真琴は無言だった。怪訝に眉を傾かせる隆だったが、次の瞬間嘲笑が聞こえてくるとともに機体に振動が走った。

「なっ!?」

「あっはははは、あんたみたいな雑魚が真琴の相手? 冗談でももっと面白い冗談を言ってよね」

 一瞬だ。その一瞬に放たれた三条の光は正確無比なコントロールでドライセンの頭部、右腕、左腕をそれぞれ撃ち抜いていた。

 その射撃能力に愕然とする隆。

「えっと・・・、今日はMSが九十五機に戦艦四隻かぁ」

 それは今日真琴が落としたスコアだ。それを確認すると、真琴は狂気に見開かれた視線を隆に向けて、

「それじゃあ、あんたでちょうど百ね」

 その言葉と同時、正確な一撃は吸い込まれるようにしてドライセンのコクピットを撃ち抜いた。

 悲鳴をあげる暇すらなく、ドライセンは光へと消えていた

 ・・・だが、もう真琴はそんなドライセンや、去っていった由衣たちのことなど頭から抜けている。

「友里もいない。茜もいない。・・・ここは、真琴の好きなように暴れて良いんでしょう?」

 その歓喜に、バーニアを噴射させて真琴は笑う。

 嬉しい。

 楽しい。

 そして・・・うざい。

「ほらほらほら、消えちゃいなさいよぅ、皆、みんな、ミンナ―――!!」

 群がってくるMSに対し、真琴は咆哮する。

 宇宙に数多の光が散った。

 

 

「―――っせい!!」

 舞は近付いてきた二機のガルスJを瞬時に両断し、爆発の間に機体を滑らせて加速する。

 さらに放たれるミサイル郡を補助ブースターを駆使して巧みに回避し、ズサを切り裂いていく。

 そうして周囲の敵があらかたいなくなったのと同時、あの気配がした。

 ―――上!

 振り向きもせず、舞はアークレイルを前へと奔らせる。まるでそれを追うかのように上からは数多のミサイルが降り注いでくる。

 そしてさらに加速するアークレイルの横から、飛び込んでくる小さな影。

 ファンネルだ。

 それらはアークレイルの周囲を飛び回り、舞を撃墜せんとビームを放ち続ける。

 そのビームとミサイルの雨を掻い潜りながら、舞は痛感した。

 ・・・相手に、もう躊躇いがないということに。

「・・・なら!」

 だから舞は決意を口に、手に持つビームーベルを振り抜く。

 その光の軌跡は周囲を飛び交っていたファンネルを両断する。そうして足のブースターだけを展開、機動をなくさずに機体を反転させ、舞は上―――ファンネルやミサイルを放ってきた一機の敵へと叫び、ヒートダガーを投げつける。

「佐祐理!」

 放たれたヒートダガーは、しかし当たる目前でファンネルの攻撃によって破砕された。

 そうしてその敵、ガンダムグリューエルは銃口をこちらに向け、強力なビームを降らせる。そこに、決意を乗せて。

「舞!」

 互いは一歩も譲らず。

 その胸に思いと想いを押し込めて、その『敵』を睨み付けた。

 そうすることでしか、もう答えは見つからないと言わんばかりに・・・。

 

 

 

 コロニー阻止臨界点まで、あと・・・・・・十分。

 

 

 

オリジナル機体紹介

 

AMX−014

試作型ドーベンウルフ

武装:ビームサーベル

   ハンドガン

   肩部ビームキャノン

   ミサイルランチャー

   隠し腕

   メガ・ランチャー

   インコム

<説明>

 ドーベンウルフの試作型。

 ガンダムMkXのデータを吸出し、簡易サイコミュを搭載した機体。ニュータイプでなくともオールレンジ攻撃を可能にするために、をコンセプトに開発された機体である。

 重武装な仕上がりになっており機動性が若干低いが、それを補って余りある性能を誇る。

 主なパイロットは美坂香里、鹿沼葉子、巳間晴香。

 

 

 

 あとがき

 はーい、ども神無月です。

 戦闘多すぎて、また前後編に分かれてしまいました〜。

 さて、今回一人名前つきの人が死んでしまいました。次回も数人死にます。

 ガンダムもここまで書いてくると、そろそろ最後も見えてきましたねー。

 今回を合わせて、大きな戦いはあと三回、小さなものを合わせても六回から七回といったところでしょうか。

 またズルズルとプロットより大幅に遅れていますが、最後まで見届けてやってください。

 ではでは〜。

 

 

 

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