名も無き傭兵
          第九話『その剣は未来のために』





王都カノン。
決戦の傷跡がまだ至る所に残るなか、来日はこれからどうするのかを考えながら城下街を散歩していた。
(結局、戦いの連続でゆっくりする暇もありませんでしたね。)
というのも、そろそろ祐一との契約が切れる頃なのだ。
元々彼女は世界の様々な戦いや、そこにいる人の想いを見るために旅をしている。
そういう意味では今回のカノンでの出来事は、彼女にとってとても思い出深い出来事となった。
なぜなら、彼女の望んでいた復讐を超えた人の想いが見られ、自分もそのために戦うことが出来たのだから。
だが、同時に彼女はここがとても気に入ってしまい、旅立つかどうか悩んでいるのだ。
(今なら祐一さんに言えばこのまま契約を継続してくれるでしょうし、志願すればひょっとしたら騎士団に入れるかもしれませんね。)
どのみち彼女はしばらくはここに留まろうと思っていた。
カノン王国は事実上無くなり、しばらくは国交がいままでどおりにいかないだろうから、せめてそれが整備されるまではとても動きづらいのだ。
(同じ共存国でもムーンプリンセスとウォーターサマーは‥‥‥、なにもしないでしょうね。とくにウォーターサマーは神族を完全に敵視していますし、それに両国共に今は隣国の方が問題でしょうし。やはり全種族共存を掲げて動きそうなのはシャッフルかエターナル・アセリアといったところでしょうか。)
さすがに世界中の大陸を見てきただけあって、各国の内情にはそれなりの知識がある。
(それに恐らくエアとクラナドは黙っていませんでしょうね。恐らく近いうちに国家間規模での戦争が起こるのは避けられないと思いますし‥‥‥。)
などと来日はいろいろと考えを巡らしている。
(それにこの国は水の神の正教会があるせいか、他の国と比べて水がおいしい気がしますし、そういうところは料理もなかなか‥‥、ん?今のは‥‥‥。)
少し遠くで爆発音のようなものが聞こえてくる。
音が聞こえた方を見ると、その方向で煙が上がっている。
「これは、一体何が‥‥。」
その時、来日の頭に何かが響く。
念話だ。
そしてその内容を聞き、来日はハッとする。
「そうか、ホーリーフレイム‥‥。」
確かにあの集団なら、魔族である祐一がこの国を倒したと知れば黙ってはいないだろう。
そして、来日も彼らのやり方は知っている。
「いけない、このままだとこの街の人達が!」
ここからなら城からよりは早く接触できるだろう。
そう思った瞬間、来日は煙の上がる方に向かい駆けていった。


「これは‥‥‥!!」
嫌な予感はしていたが、それは的中していた。
そこではホーリーフレイムの兵が、なんの武器も持たない一般人を襲っていた。
しかもそれは彼らが悪とする魔族ではなくカノンの人間族たち。
「キャアァァァ!」
そして今その凶刃は年端もゆかぬ少女に振り下ろされようとしている。
「!!」
その光景を見た来日はとっさに自分の脚を強化し、一瞬で少女と兵士の間に割り込む。
「な?ぐおあっ!?」
そして相手の鎧の隙間にショートソードを突き立て一気に横に切り裂く。
なんとか間に合った。
少女は無事だ。
「大丈夫ですか?」
来日はその場で尻餅をついていた少女に話しかける。
「は、はい。」
「そうですか。よかった。」
「‥‥‥どうして、ホーリーフレイムがわたしたちを?あの人達は魔族を倒すために戦っているって聞いたのに、どうして‥‥‥?」
少女は何故自分達が襲われたのかまったくわからないといった様子だ。
「初めはそうだったのかもしれません。少なくともあの軍に入ろうと思ったのなら誰もがそう思っていたんでしょうね。でもあれは、あの眼はもう復讐に染まりきって魔族という存在そのものが、それに少しでも触れたもの全てが許せないのでしょう。恐らくですけど‥‥‥。」
「そんな、どうしてそこまで‥‥‥、痛っ!!」
「!?、怪我をしたんですか?」
見ると少女の脚が擦り剥けていた。
「これを使うといいですよ。」
と、来日は傷薬を取り出し少女の傷口に塗りこむ。
いろいろな所に配ったため、これが最後の一つだ。
「はい、これで大丈夫ですよ。」
「あ、ありがとうございます。‥‥‥あの、お姉さん。」
「はい、なんですか?」
「あの‥‥、どうして、あの人達はこんなことを?わ、わたしはどうしたらいいんですか?」
そういって少女の無垢な瞳は来日を見つめる。
「そうですね。この国の新しい王様ならきっと答えを教えてくれると思いますよ。」
と、優しい声で少女に語りかける。
「新しい‥‥、王様‥‥。」
「はい。そうだ、その薬をあげましょう。」
「え?いいんですか?」
「はい。それを持ってこの道を逃げてください。そこにはきっとあなたみたいに、傷ついて逃げてきた人達がいる筈ですからその人達にも使ってあげてください。私が魔術でも使えたらよかったんですけど、あいにく私は治癒魔術は使えませんから。」
と、来日が言い終わったその時。
「まだ残っていたか。」
ホーリーフレイムの兵が現れる。
今でこそ数は五人ほどだが、後ろにはまだ大量の軍勢が迫っているに違いない。
「来ましたか。さあ、急いで逃げてください。もう脚も動くはずです。」
彼女の言うとおり、少女の脚はもう歩けるまでに回復していた。
「は、はい。でもお姉さんは‥‥‥。」
「私の事は心配しなくていいですから。それと‥‥。」
来日は少しだけ少女に向かって振り返り、
「彼らも悲しい存在であること、それだけは覚えておいてくださいね。」
そう言って彼らに向かって構えを取る。
「え‥‥、はい‥‥。」
その言葉を聞いた後、少女は来日が来た道から城に向かって走ってゆく。
ここで彼らを食い止めれば少女は助かるはずだ。
「ガキは逃がしたか。」
「まあいい、浄化を続けるぞ。」
「‥‥‥そう簡単にはいきませんよ。」
そう言って来日は彼らと向かい合う。
「フン、魔に堕ちた女風情がなに‥‥‥ォ‥‥ァ‥‥‥。」
兵の一人が言い終わる前に、その兜の十字の覗き穴に投げナイフが突き刺さる。
これで一人。
「き、貴様‥‥。」
「ハァッ!!」
来日は魔力を巡らせ自身の身体能力を強化、場所は脚。
そして一気に踏み込み、正面の一人にショートソードを突き立て、更にその隣にいる兵に対して刀で抜き打ちを放つ。
これで三人。
「こいつっ!」
と来日の後ろから残った二人の兵が迫る。
「!!」
それに気づいた来日は突き立てたショートソードを抜いて投擲し片方を打ち倒す。
そしてもう一方の兵に対し、来日は空になった手に魔力を集め、
「『貫く破閃(シュトーク・エクス)』!!」
一気に解き放つ。
魔力の塊は敵の鎧を易々と貫き、相手を絶命させる。
これで五人。
「‥‥これで‥‥‥。」
「へぇ‥‥‥、あなた、なかなかやるわね。」
と、後ろから少女のような声が響く。
来日はとっさに距離をとり、自分のショートソードを回収しながら身構える。
見ると何人ものホーリーフレイムの兵の中に、一人軽装の少女が混じっている。
さっきの声は恐らく彼女からのものだろう。
が、
「え‥‥‥?」
「あ‥‥‥。」
来日はその少女の顔を見た途端、なにか懐かしいものを感じる。
「‥‥‥こいつは私が相手をする。皆は下がって別ルートから行きなさい。」
「了解。」
そう指示を下し、少女は来日と正面から向かい合う。
「あなた、名前は?」
「‥‥来日‥‥フォルデリング‥‥‥。」
来日は消えぬ違和感の中そう答える。
「そう‥‥。私は剣蛇、皆からはそう呼ばれている。」
剣蛇と名乗ったその少女。
恐らく通り名だろうが、来日はこの少女とどこかで会ったような気がしてならない。
「どうしたの?さっきの勢いはどこにいったのかしら?」
声を聞けば聞くほどその想いは強くなってゆく。
「待ってください、あなたは‥‥‥。」
「来ないのなら、こっちから‥‥行くわよ!!」
そう言いながら剣蛇は腰の短剣に手に持ちつつ、迫る。
「‥‥くっ!」
迷いつつも来日は投げナイフで迎撃するが、
「甘い!!」
剣蛇は右の短剣を抜刀しそれを弾く。
「‥‥‥!!」
来日は相手の間合いに持ち込まれる前に迎撃しようと刀を振るう。
ガギッッ!
しかし、今度は左手に握られた短剣に遮られる。
その時、来日はその感触に違和感を覚える。
「!!?」
見ると、来日の刀は剣蛇の持つ短剣に食い込んでいる。
いや、正確にいうと短剣に作られている無数の溝の一つに引っ掛かっていた。
「しまっ‥‥‥!!」
「遅い!!」
急いで離れようとしたが、一瞬早く剣蛇のもう一方の短剣が来日の刀の側面を打ちつけ、
バキィィィン
と、甲高い金属音を響かせ、刀は真っ二つに折られる。
「ハハッ!油断したわね!!」
剣蛇は折った刀の刃を捨て、今度は手にしている短剣、いわゆるソードブレイカーをがら空きになった来日の脇腹に深々と突き刺し、更にソレを一気に引き抜く。
「ひっっ‥‥‥!ぐ‥‥ぁ‥‥‥!!」
刃に付いた無数の溝が“返し”となり、来日の傷口を容赦無く抉り、大量の血が流れ出す。
「くぅっ‥‥‥!」
来日は何とかバックステップで距離を離す。
その時、来日は自分の身体の様子がおかしいことに気づく。
「そうそう、この剣、刃に麻痺性の毒が塗ってあるの。あんまり動くとすぐ全身にまわっちゃうわよ。」
「‥‥‥!」
それを聞いた来日は投げナイフを三本取り出し投擲。
「今更、悪あがきを。」
それに対し剣蛇はサイドステップで回避する。
が、着地した瞬間、目の前に迫るモノがある。
「なっ!?」
さっきの一瞬のうちに来日は相手の着地点を予測して時間差で投擲していたのだ。
「こんなもの!!」
だが剣蛇はそれにすばやく反応し弾く。
その時、
「!?何コレ、水!?」
弾いたのはナイフではなく、液体が入った小瓶だった。
その飛び散った液体で剣蛇はびしょ濡れになる。
剣蛇が振り返ると、来日は同じような小瓶の液体を傷口に流し、残りを飲み乾していた。
「即効性の解毒薬です。それでその剣に塗られた毒も意味が無くなったはずですよ。」
それは傷薬と共に師から教わったものだ。
その解毒薬で濡れた両手の短剣を見ながら、剣蛇は呟く。
「あのままなら楽に浄化されたのに、どうして邪魔を‥‥。」
「私には、この先にはどうしても行かせられない理由があるんですよ。」
「‥‥‥‥。そう、どうやら完全に道を違えたみたいだね。‥‥‥お姉ちゃん。」
剣蛇はとても残念そうにそう言う。
その眼は今まさに殺し合いをしている者とは思えないほど澄んだモノだった。
そして、それを聞いた来日は彼女の最後に言った一言に驚愕する。
「まさか、あなたは‥‥‥。」
「なに?“来日さん”。私は幼い頃に魔族に家族を殺されているの。魔族がこの国を滅ぼした今、被害が他の国に及ぶ前にここにいる魔族はすべて滅ぼされるべきよ。そうに決まっている。」
来日の頭に過去の記憶がよぎる。
昔、孤児院にいた自分より年下の女の子。
姉と呼ばれ慕われていた小さな子。
孤児院が襲撃されたときに死んだと思っていた。
でも、さっき一瞬見せた眼はあのときの少女のモノに間違いなかった。
しかし、その子は今、ホーリーフレイムの一員として自分の目の前にいる。
「そして、あなたの様に魔に堕ちてしまった者も、皆浄化する。我らが神の名の下に。」
彼女はそう言うと、姿勢を低くして構える。
「『蛇咬牙』!!」
そして、大地を蹴った勢いと共に、物凄い勢いで突撃してくる。
「!!」
来日はとっさに横に跳び回避しようとするがすれ違いざまに脚を斬られる。
「ぅあっ‥‥!!」
縮地のような特別な技ではない。
単純に魔力強化を施した脚による跳躍とその勢いに乗せた斬撃。
単純だがそれゆえに効果の高い技で、相手の剣を絡めとり無効化する戦闘スタイルと共に、彼女が剣蛇と呼ばれる所以。
まさに蛇が獲物に喰らいつくかのような斬撃。
「どうして‥‥。」
来日は叫ぶ。
「どうして魔族だからというだけで、すべてを悪と決め付けるの?あなたをかつて傷つけた人達はもうとっくに倒されてる。なのに‥‥‥。」
それを聞いた剣蛇の眼はその色を変える。
「‥‥‥そう、あいつら死んだんだ。まあ当然だけど、そう当然なのよ。こうしてる間にも魔族は私達のような人を作り出すわ。だから我々ホーリーフレイムが奴等を浄化するのは当然のこと!!」
そういって再び構える。
その眼はもはや殺気と狂気の入り混じった色に染まっていた。
他のホーリーフレイム兵が魔族を見る時の、そしてかつて来日も持っていた眼。
「『蛇咬牙』!!」
「くっ!『貫く破閃』!!」
再び突っ込んでくる相手に合わせ、来日は魔術で迎撃する。
「かかった!!」
両者の技がぶつかる。
剣蛇の持つ短剣は吹き飛ぶが、彼女は予想していたかのように手を引っ込めて空中で無理やり身体をひねることで『貫く破閃』の直撃を回避した。
更にそのまま地面を転がり距離をとった後、すばやく起き上がる。
剣蛇は来日の腕を見ると予想通りといった表情を浮かべた。
「やっぱり篭手が無くなった。さっき使っているのを見て思ったけど、その魔術の欠点なんでしょうね。恐らくそれが無いと使えない。違う?」
そして腰の後ろからもう二本のソードブレイカーを取り出す。
「さあ、その体でもう一度、私の攻撃を受けられる?」
「‥‥‥‥。」
来日の腹部はいまだ出血が止まらない。
脚も片方同じように斬られ、これでは素早く避けることは難しい。
だが、それ以上に来日は悲しかった。
もう会えぬと思っていた者が目の前にいる。
だというのに、その少女の眼はもう完全にあの暗い目に染まっていることが。
「もう諦めなさい。この地はジャンヌ様によってじきに浄化されるわ。だから悪あがきなんかせず、あなたも大人しく浄化されなさい。」
「そうですね‥‥。でも、それでも‥‥‥。」
来日は必死に迷いを振り払う。
(もう、これ以上‥‥‥、これ以上あの子に‥‥‥。)
来日はショートソードを捨て、背中の大剣を引き抜く。
「私はあなたのような考えを持つ人を、ここから先へ通すわけにはいかないんです!!」
そして来日は大剣を両手で構える。
「そう、残念。ならお望みどおり、‥‥‥‥殺してあげる!!」
そういった剣蛇は三度低く構え、
「『蛇咬牙』!!」
一気に突進する。
「‥‥‥!!」
それに対し来日は魔力を巡らせ身体能力を強化。
場所は指定しない、全身だ。
そして来日は、手にした大剣をその場に突き立て、
「なっ‥‥‥!?」
剣蛇の突進に対して正面から押し留まる。
その斬撃は阻まれ、ソードブレイカーの硬い刀身は、更に硬い来日の大剣の前に砕け散る。
そして、
「『貫く』‥‥‥」
「!!?」
その光景を見て剣蛇は驚愕した。
なんと来日の手には彼女の集めた魔力の塊がある。
もちろん彼女は素手だというのに。
「あ‥‥‥‥‥。」
そう、『貫く破閃』は篭手が無いと“使えない”のではない。
発動の反動が大きく、それを無くす為に篭手を使うのだ。
つまり、たとえ素手であっても使えないわけではない。
だがその場合、
「『破閃』!!!」
発動と共に、来日の右腕は悲鳴を上げる。
その魔力の反動で腕の皮が弾け跳び、血管は破れ、血が噴出す。
だが、その一撃は剣蛇の体に直撃する。
「かっ‥‥、はっ‥‥‥。」
その身体からは大量の血液が流れ出し、剣蛇は倒れる。
その時、
「‥‥けほっ‥‥‥っ‥‥‥ぉ‥ねぇ‥‥ちゃ‥‥‥‥。」
「え‥‥‥?」
「‥‥‥いき‥て‥‥‥よ‥‥かっ‥‥‥‥‥。」
と、最後の言葉を残し、彼女は来日の腕の中で息絶えた。
「―――――――!!!」
来日は彼女に自分の別の可能性を見ていた。
もしあの傭兵団に拾われていなかったら、恐らく復讐にのみ囚われ、彼女のようになっていたことだろう。
そして、そうなってしまったかつての妹を自分は手にかけてしまった。
(どうして、どうしてこんなことに‥‥‥。本当なら‥‥本当なら、私たちは‥‥‥。)
本当なら家族として、互いに生きていたことを喜びあえていたはずなのに。
来日はかつての妹の亡骸をそっと抱きしめる。
「な!?剣蛇殿が‥‥‥。」
そこに何人かのホーリーフレイム兵が戻ってくる。
恐らく様子を見ていたのだろう。
「あの剣蛇殿が敗れるとは。」
「だが奴も満身創痍。今ならば‥‥‥。」
「うむ、我らが神の下に、浄化を。」
その後ろからさらに次々と兵がやって来る。
(もう、こんなことは‥‥‥、これ以上‥‥‥。)
「何!?」
来日は立ち上がる。
腹部の出血はいまだ止まらないが、意識はある。
脚の傷も気にせず地面を踏みしめ、その道を譲ろうとはしない。
右腕はもはやボロボロだが、再び両手で大剣を握り締める。
「私は‥‥‥。」
そして来日はつぶやく。
「私はこの戦いが終わったら家族の下へ帰ろうと思います‥‥‥。その帰りを待ちたいと思います‥‥‥。」
「何を言っているんだ。」
「もういい、さっさと殺して進むぞ。」
来日の言葉は誰も聞こうとはしない。
「‥‥でも、その前に、私はどうしてもこの国の‥‥‥。まだ、生まれてもいないこの国を‥‥‥‥。」
目の前には数十もの敵。
対する来日はたった一人。
しかも、もはや誰が見てもこれ以上戦えるような体ではない。
「‥‥‥見守りたいんですよ‥‥‥。その未来を‥‥‥‥!」
来日は駆ける。
たとえその身を引きずってでも。
守るためにと誓った大剣をその手に持ち。
やっと見つけた想いと共に。


そしてこの日。
光と闇の二重奏の音色と共に、この国は新たに生まれ変わった。
尊き想いは、今ここにカタチとなった。







あとがき

ども壱式です。
予告通り、今回はホーリーフレイムとの戦いでした。
来日にとってこの軍はかつての自分にとても近いものなのです。
それゆえに今回は自分の別の可能性と戦うということだったということです。
次回でこの物語は最終回を迎えます。
そして彼女の想いは‥‥‥。
でわまた次回。