つきがきれいだ……
暗いく闇に包まれた街の一角で一人の少年がそうつぶやいた。
そう、確かに月はきれいに宙に浮いていた。
しかし、誰もこの状況でそんな感想を抱くことはないだろう。
「う……うううううぅ」
少年の周囲には倒れこんだ多くの人影、みなどこか苦しそうにしている。
「まったく、『僕』に手を出してくるからそんなことになるんですよ、皆さん」
少年の口調はどこかつまらなさそうに、倒れこんだ人々に向けて放たれる。
白い、白い何かが目の前に居る。
垂れ込んだ人々はみなそう思っている。
青いラインが入った純白のフード付きのコート、まるでゲームに出てくる魔術師が着ているようなローブのようなコートに身を包み、金
属製の額当てをつけた一人の少年、
「さて、そろそろ『僕』は帰るとしますか」
少年は倒れこんだ人々を放置して歩き出す。
「それにしても、そう言う行動を選ぶことにしたのか」
少年は深夜の街中を歩きながら何か思うことがあるのか口を開く、
「はたして、そううまくいくのかどうか、『僕』には分からないよ」
行くあてもないようにふらふらとしていた足を止め、目の前に広がる建物に目を向けて再び声を漏らす。
国立キー学園高等部
国内最大の規模を誇るマンモス校、その中でも異彩を放つ高等部の校舎を見上げながら少年はコートを舞わせて背を向ける。
さて、『僕』は傍観させてもらおう、何をしでかすか、それでどんな答えを出してくれるのか。
集まれ!キー学園 オリジナルストーリー
少年が願う『日常』
補習1コマ目『騒動を望む自分と平穏を望む自分』
ゴールデンウィーク、それは楽しい連休である。(大半の学生にとって)
ゴールデンウィーク、それは苦しい連休である。(一部のバカにとって)
ゴールデンウィーク、それは厳しい連休である。(特定の生徒にとって)
ゴールデンウィーク、それは……行動を起こすにはぴったりの連休だろう。
「ありがとうございました」
ゴールデンウィークの初日の平穏な午後、古河渚は自分の家である古河パンのレジで接客をしていた。
近所でも有名(様々な意味で)な古河パン、店主で渚の父である古河秋生と渚の母である早苗は今、この店に居ない。
理由はいつものことだ。
秋生うっかりと口を滑らしたことによって、早苗は叫びながら全力疾走、それを秋生はパンを口にくわえながら走っていく。
それはこの近辺では日常だった。
「朋也くん、どうしてるんでしょうか……」
古河渚は岡崎朋也の事が好きである。しかし、朋也の周りにはたくさんの女子が囲んでおり、なかなか渚では近寄ることができない。
(朋也くん、人気者です)
そう思っているしかなかった。
倉田佐祐理、藤林杏、藤林涼など、強烈な存在の前では渚の存在はかすんでしまう。
本当はゴールデンウィークに朋也を誘ってどこかに行きたいと……一緒に演劇とかを見に行きたいと思っているが、
肝心の朋也は家に居なかった。佐祐理に連れられてキャンプに行ったそうだ。
(私も行きたかったです)
渚は少し不機嫌になりつつ、また、朋也のことを考えていた。
「あの、スミマセン」
「え、あ、はい? なんですか?」
突然、声をかけられて渚は我に返った。
目の前には一人の少年がパンの乗ったトレーを手に持ち、立っていた。
「これ、清算お願いします」
「あ、すみません、ぼっとしてました」
渚は急いでトレーに乗せられたパンを清算し、袋につめた。
「それにしても、古河先輩は岡崎先輩のことが好きみたいですね?」
そういわれて渚は初めて目の前に立っている客の顔を見た。
「あ、神無くん」
「……先輩、今頃きーついたんですか?」
そう言って、神無刹那はあきれたようにため息を吐いた。
神無刹那、演劇部に所属している2年生で、部活でよく顔を合わせる。
中途半端な寝癖で跳ねまくっている髪の毛が印象に残り、演技力はうまいとはいかないものの、普通の人とは違う何かを持っている。
おまけに脚本を書くこともやっており、贋作能力を駆使すればこれくらい簡単ですよ。とのことだという。
それが渚にとっての刹那の印象だった。
「そうやって考え事ばっかしてると危ないですよ」
「そうですね……ところで、どうしてここに居るんですか?」
渚の記憶では、休日に出会うような人ではないという先入観を持っており、むしろ部室以外では姿はあまり見ないのだ。
「いえ、ちょっと散歩ですよ、待ち合わせしてるんですけど、その前に昼飯を食べようかなって思ってふらふらしていたんです」
そう言って、刹那は渚の隣に腰を下ろした。
「この間の時もそうだけど、岡崎さんはかなりの鈍感だよな……ついでにお人よし、だから部長にだまされるんだよ」
一度、朋也が演劇部の部室につれてこられ、部長の演技にだまされて文化祭のステージに参加させられるという、ある意味かわいそうな
目にあっていたのを刹那は見ていた。
「朋也くんは優しい人ですから」
渚の笑顔に刹那はあきれた。
「いや、まあ、アレはあれでやさしいのかな?」
先ほど買ったばかりのパンをその場でくわえて刹那は考えるようなしぐさをする。
「それに、あの人、演劇できるんですか?」
文化祭の舞台は演劇部にとっては重要な行事であり、部員数が少なくて危機に瀕している演劇部にとっては一人でも人員は確保したいと
いう気持ちは分からなくもない、いや、むしろ刹那にとってはそれが痛いほど分かる。
なにしろ、ほんの興味ぐらいの思いで入部し、それからずっと雑用でこき使われてきたのだ。
「きっと、できますよ。朋也くんだって練習に参加してくれると思いますし」
「でも、あの人、バスケ部の部長だし、大会が終わるまでは無理な話ですね」
うちの学校はいろいろな意味で規格外だ、化け物クラスの連中が集まっている。運動部なんて全国大会までは容易にいけるだろう。
「……そうですよね、朋也くん忙しいそうですよね」
そう言ってしょぼくれる渚を見て、刹那は冷蔵庫に入っているパック入りのコーヒー牛乳を2つ、レジに持ってきた。
「これ、ついでにお願いします」
渚は言われるがままにレジを通し、お金を受け取った。
「先輩の場合、岡崎さんが部活に来てくれないんじゃ無くて、岡崎さんと一緒に居ることができなくて落ち込んでいるように見えるのは俺
だけですかね?」
コーヒー牛乳にストローを通しながら刹那はさらっと言う。
「そんなことないですよ……神無君、朋也くんの事がきらいなんですか?」
さきほどから刹那は朋也の悪口しか言わない。渚にはそう思えてくる。
「いえ、別に嫌いじゃないですよ、ああいう人種は、ただ……うらやましいんですよ」
「うらやましい……ですか?」
言葉の意味は渚には理解できた。
朋也は渚が見ている限りでも、後輩にも慕われ、勉強の成績も、運動神経も優れているし、女子に人気がある。
それに……先ほども言ったが、朋也は優しい人だ。うらやむのも当然だろう。
だけど、刹那の言っている『うらやましい』という言葉はどこか意味が違うような気がする。
「ええ、あの有名な岡崎朋也、相沢祐一、折原浩平、朝倉純一、四人の周囲には人が居る。みんな楽しそうにしている、騒ぎが起きている
。」
それが、うらやましいんです。と刹那は店の外の青空を見て、そう言った。
「学校が始まってからずっと、あの人の周囲でしか面白いことは起きてないんです」
日常がつまらない。つまらなすぎて、退屈で、面白くない。
「俺、実は始業式の日にクラス発表の名簿を見たときにちょっと泣きたかったんですよ」
自分があの面白そうなやつらとは違うクラスになっているってことが、刹那にとっては最悪だった。
「だったら、自分から、みんなの輪に入ればいいんじゃないんですか?」
渚の言葉に、刹那は首を横に振る。
「そんなこと、しても野暮じゃないですか、あっちは有名な四天王や生徒会、風紀委員。こっちは……『タダの平凡』な学生ですよ」
刹那の『タダの平凡』という言葉だけが強調されている。まるで、自分を覆い隠す、卵の殻のように、その言葉を使っている。
「……って、何で俺はこんな暗くてメンドクサイ話を先輩にしてんだよ!! ハイ、話を戻す!! めんどくさいので超級短刀貫通的直入
に先輩に聞きます」
突然のテンションの変わりように渚はびっくりして思わず直立不動で背筋を伸ばしてしまう。
「先輩は岡崎さんに告白する気はあるんですか?」
その問いに、渚は答えることができない。
「先輩、ブッチャケ、好きなら好きってさっさと告白したほうがいいですよ、中途半端な気持ちだと不幸になります」
刹那の眼には闇が広がっている。暗くて、冷たい闇が……
「中途半端なままだと絶対に自分で自分を、そして他人を不幸にします」
渚はその言葉を自分の頭の中で反復させた。
「自分を不幸に……他人を不幸に」
何度も何度も頭の中で反復させる。
自分は朋也に告白する勇気はあるのだろうか……
もしも、告白したら、朋也はどんな反応を示すだろうか、
朋也の事だから、絶対に渚を泣かすような答え方はしないだろ、
結果がどうであっても、
「あんぱん……」
思わず渚は自分で自分を勇気付ける言葉を口にしていた。
「先輩、トリアエズ自分の世界から帰ってきてください、別にそんなに真剣に考えなくてもいいですから」
刹那は苦い顔をしている。まるで、自分のせいで渚を苦しめているのではないのかと思っているような表情だ。
「でも、今はそれでよくてもいつかは考えないといけませんよね?」
そう言って刹那はコーヒー牛乳を飲み干し、2本目を開けた。
「俺でよかったらいつでもお手伝いしますよ、相談にだって乗りますし」
刹那はやさしく、そういいながら渚に笑顔を向けた。
「どうして、私にそういう風に優しくしてくれるんですか?」
ただ、部活が一緒で、たまたま客としてきた刹那がここまで話を持ちかけ、渚の話を聞いてくれるのか、渚には分からなかった。
「別に、俺は誰かと話してるのが好きなだけですよ、誰かと何かをしてないと心細いだけですよ」
一人で居るのがただ、怖いだけだ。
「だったら、どうして……楽しそうな輪の中に入ろうとしないんですか?」
さっき、刹那が言っていたことを渚は思い出した。
自分はタダの平凡な学生だから、そんなことをするのは野暮なんだと。
「さっきの理由は……うそですよね?」
人の輪から外れていることがどんなことか、渚はよく知っている。
朋也が演劇部に入ることを進めてくれなかったら、今もまだ人の輪から外れたままだっただろう。
「演劇部員なら、演技をしているのを人にばれるようなことをしたらだめです」
刹那は、何も言わない。
何かを言おうと考えているのか、口元にコーヒー牛乳を当てたまま、渚のことを見据えている。
「演劇部員……なら、ね」
刹那の手は……コーヒー牛乳を持った左手が、震えている。
「そういえば先輩は何で演劇部に入ったんですか?」
突然、刹那は話題を変えた。
変えたくなった。
変えなくてはいけなかった。
幸いなことに渚はその問いを聞くと、笑顔で答えた。
「大勢の人とひとつのことをする、それがすばらしいと思ったからです」
その言葉にうそは無いだろう。
「私は……」
「俺は、理由なんて無いんですよ、ただ、自分のできることがないかなって思って、部員が少ないって嘆いていたから入ったんですよ」
渚の話をさえぎるように刹那は笑った。
「最初は結構適当にやっていたんですけど、途中で楽しくなって、結構いまじゃあはまってるんですよ、物語を作るもの、それを演じるの
も」
いつの間にか、自分の居場所がソコにあるんじゃないのかと錯覚してしまうほど。あるわけないのに。
「すみません、さっきから面倒な話をしてて」
刹那は腰を上げた。
「いえ、楽しかったです。神無くんとお話ができて」
渚は笑顔を向ける。満面の笑みを、
「ただいまかえりました」
店の扉が開き、きれいな女の人が入ってきた。
「あ、お母さん、お帰りなさい」
刹那は絶句した。
「………マジですか? え、ちょっとほんとにそれは何かの冗談ですか?」
きっと、初めて早苗と渚をみて、親子だといわれたら誰でも驚くだろう。
「えっと、先輩の年齢を18歳と仮定して、それを逆算、演算し、最低値の算出を試みて……」
突然、脳のフル稼働させている刹那の姿を見て、早苗はクスっと笑った。
「渚のお友達ですか?」
「あ、はい、同じ部活の人で、神無刹那くんです」
「楽しそうな人ですね」
「はい、いい人です」
混乱している刹那を横目に和んでいる古河親子……
「……思考放棄」
そう言って刹那は改めて早苗の顔を見た。
「はじめまして、先輩にはお世話になってます」
「そ、そんな、とんでもないです。私こそ神無くんにお世話になってばかりです」
渚の戸惑いように刹那は微笑んでいる。
「神無さん、パン食べますか?」
早苗はひとつのパンを刹那に差し出した。
「あ、俺さっき昼め……」
「新作なんですよ、自信作なんです」
断ろうとした刹那の声をさえぎるように、タイミングのずれた声に刹那は断れなくなり、そのパンを手に取り、一口食べた。
「…………」(早苗)
「…………」(渚)
「…………」(刹那)
奇妙な沈黙が店の中に流れた。
「どうですか?」
早苗は少し心配そうに刹那の顔を見る。
「神無くん?」
渚は刹那の服の袖をつかんで引っ張った。
不意にぐらりとなんの減速せずにその場に倒れこんだ。豪快に、人にとってそれは死を招くことを意味する速度で……
「ただいま〜〜〜って、おいなんだよこの小僧!!」
秋生が戻ってきて早々、目の前で起きている状況に思わず叫んでしまった。
「お母さんのパンを食べてそしたら、そのまま……」
「なに? まさか、今朝作っていたやつか!!」
「はい、秋子さんからもらったジャムを使ったジャムパンですけど、どうかしましたか?」
流石にこのリアクションは今までに経験したことは無かったのだろうか、早苗は少し戸惑いながら身動きひとつしない刹那を心配そうに
見ている。
「安心しろ、きっと早苗のパンがおいしすぎて魂が抜けたんだ」
「そうなんですか、それはよかったです。コラボレーションの勝利です」
うれしそうな早苗を見ながら秋生は刹那に心臓マッサージを早苗にばれないように必死で行っていた。
(早苗の作ったもので死なれてたまるかよ)
数分後、刹那は息を吹き返し、秋生においしかったと言えという耳打ちを受け、おわびとしてもらったパンの袋を片手に店の外に出た。
「申し訳ありません、お母さんのパンで大変な目にあわせてしまって」
本当に申し訳なさそうにしている渚に刹那は苦笑するしかなかった。
「気にしないでくださいよ、俺もまさか……生きているうちにLALAのところに行くなんて思わなかったし」
冗談としても笑えない。
「……そんじゃあ、俺はもう行きますね、ちょっと時間的にまずいんで」
刹那はそう言って一礼し、渚に背を向けた。
「神無くん」
渚に呼び止められて、刹那は振り返った。
「もし、私でよかったらまたお話してくれますか?」
その言葉を聞いて刹那は眼を点にして立ち止まった。
「私でよかったら、相談に乗りますし、お手伝いします」
店の中で刹那が渚に向けていった言葉と、同じ事を渚は刹那に向けて送った。
「ええ、その時はお願いしますよ」
古河渚、彼女は一度レールから外れたのだろう、何の理由かは知らないけど。
だけど、彼女はもう一度レールの上に戻ることができたんだろう。
彼女が好きな彼のおかげで。
「今度までに岡崎さんを確実に落とせる方法考えてきますから」
そう言って刹那は再び渚に背を向ける。
「はい」
渚の返事を聞きながら刹那は待ち合わせ場所へと足を運ぶ。
「遅かったですね?」
待ち合わせ場所に足を運ぶとベンチに座っている一人の少女が刹那の姿を見て、心配そうに見る。
「悪いな、面倒なことにつき合わせるうえに、こうやって待たせるなんて」
刹那はそう言って先ほどもらったパンの袋を少女のひざの上に乗せた。
「どうしたんですか? このパンは」
少女は笑顔で疑問を刹那に投げかける。
その笑顔を見ると、刹那の心は救われる。
「もらい物、ちょっと命をかけてしまったけどその代償かな?」
命とどう頑張ってもつりあうことが無いのではないのかと思うが、刹那は別にそのことなんてどうでもよさそうに笑っている。
「じゃあ、行くか?」
「はい、行きましょう」
刹那は少女を連れて駅へと向かう。
浮かべている表情は、先ほどまで見せていた笑顔とは比較にならないくらいに輝いている。
ここが自分の居場所なんだと、演劇部でも、騒ぎの中心でもなく、
自分のことを好いてくれる少女と、自分が信頼できる友達の隣が、神無刹那の居場所なんだろう。
「本当はお前に付き合ってもらっちゃだめなんだよな、あいつならきっと嫉妬するかもしれないし」
刹那は冗談ぽく笑いながら少女の手を握る。
「そんなことないですよ、刹那君のことが好きな人はいい人ばかりですから」
少女は強く刹那の手を握り返す。
自分のことを必要としてくれる人が居るなら、そこが自分の居場所なのだ。
『騒がしい日常』に居たい自分と、『平穏な日常』を求めていた自分、
隣に居る少女と、古河渚は似ているのかもしれない。
『孤独』を知っている少女と、『孤独』だった少女。
だから、優しい言葉をかけてしまうのかもしれない。
自分と、岡崎朋也は似ている部分があるのかもしれない、
だから、同属嫌悪のようなことで悪口を言ってしまうのかもしれない。
「なあ、俺って学校の有名人のなかで誰に似てる?」
刹那は少女に尋ねる。
「……誰にも似てませんよ」
少女は微笑む。
「刹那君は刹那君なんですから」
あとがき
えーと、とりあえず誰かがこれを呼んでいるということはこの小説が神無月さんの機嫌を損ねなかったといううれしいことなんだと信じ
ていたい。
現在楽識(ゲンザイタノシキ)というものです。
この小説はキーガクのゴールデンウィークを舞台としたお話です。
一応、神無月さんが描かれている本編とは切り離して考えていてください。物語は壊さないように必死にしているのですが、問題がある
なら本当に土下座でも何でもします。
ごめんなさい。
一応、メインはCLANNADキャラ、しかも神無月さんがあまりからませない脇役を絡ませたいという思いと、読めば読むほど思う『
自分のキャラクターをこの世界に登場させたい!!』というエゴによって生み出しました。
クラスメイトは無理でも別のクラスの人ならいいですよね?
全体的に暗くて意味が分からない作品になっているかもしれません。
神無刹那 2年生 2−D、演劇部所属
高等部から入学した生徒で、いつも1−Cや2−A、3−Eのクラスの楽しそうな様子を見て、自分もあの中に居たいなと思っている
。しかし、それを実行に移すことはあまりせず、むしろ自分を目立たなくそつなくこなすように振舞う。
心理的に光と闇の差が激しく、急激にテンションが変わる上に、静かな時は静かだけど、はじける時ははじけまくるタイプ
過去にいろいろとあり、それが目立たずに騒ぎの中心に立とうとはしない理由にもなっている。
四天王のことは嫌っては居ないが、どことなく、皮肉を言ってしまう。
まあ、こんなキャラですが、暗いわけじゃないんです!! 闇を乗り越えて強くなった少年なんです!!
明るくて、バカやって、騒ぐのがすきな少年なんです!!
一応、続きます。一話完結のオムニヴァス形式ですが、次にピックアップするのは現在楽識が大好きなヘタレがシリアスな話をするとい
う妄想を抱きながら頑張ろうと思います。
この小説を読んでくださった方々、そして管理人である神無月さんに感謝の意をここに表させてください。
ほんとうにありがとうございます。