神無刹那 2−D 演劇部所属
 高等部からキー学に入学した生徒で、2−Aや1−C、3−Eなどの騒がしいクラスの日常を見ていて一緒に騒ぎたいと思っているものの、それを実行に移すことなく、自分のクラスである2−Dのメンバーとともにそれなりに楽しく高校生活を全うしている。
 心理的な闇を垣間見せることもあるが、基本的な性格は明るいほうなので、暴れる時はとことん暴れる。
 人手不足という理由と、シナリオなどを作ることなどが好きだからという理由で演劇部に入部するものの、ものの見事に雑用をさせられ、こき使われているが、素人ながらも演技力には非凡なものを持ち合わせており、特定の場面での演技力は見る者の心に影響を与える。
 四天王のことは嫌っては居ないものの、どこと無く皮肉を言ってしまう。
 運動能力はハイレベルな生徒が揃ったキー学の中でも十分引けをとらないほどの運動能力を持っており、限定された能力なら四天王と並ぶほどの能力を持っている。
 親友の龍、悪友の灯夜と皆人と4人で行動していることが多く、トラブルに巻き込まれることも多々あるが、そう言う状況を楽しんでいる節があり、基本的に突っ込みの立場にいるものの、時に天然でボケを炸裂させ、周囲のツッコミを食らう。
 灯夜がやり始めたバンドのヴォーカル兼サブヴォーカルを勤めている。
 一度眠ると外部からの干渉では殆ど眼を覚ますことがなく、実の弟に『地震が起きて家が崩れても平然と眠っているだろう』と言わせるほど、

黒桐龍 2年生 2−D 部活動には所属していない 寮生活生徒
 刹那共に高等部から入学した唯一無二にして絶対的信頼を互いにしあう親友。
 正確は明るくて超が付くほどの凝り性、手先が器用というか、匠といっても過言ではないくらいの指先を持っており、プラモデルなどをいじっていることが多い。
 騒ぐことが大好きで定期的に暴れないとストレスがたまってくるという生粋のトラブルメーカーで、本人の意思とは関係なくトラブルを巻き起こしてしまう。
 授業中の殆どは内職(趣味関係)しており、そのスキルはあの聖すらも気が付かないほど(実際は気が付いているが、メスを投げたりする前に証拠隠滅する)のレベルになっている。
 生命力はゴキブリ並というか、すでに人外クラスとまで言われており、トラックにはねられても実は平気だったりする。
 運動能力は刹那と同等で2人でタッグを組んでしまうとある意味手がつけられない。
 本来ならブラックリストにのっても仕方が無いほどの人間なのだが、自分ひとりで行動をすることはあまり無いため、学校内では結構おとなしいというか、押さえているため、他のクラス(1−C、2−A、3−E)の騒ぎと比べたら軽いものになっている。
 灯夜がはじめたバンドではドラム、もしくはキーボード、メインヴォーカルを担当しており、バンドで使用する楽器の殆どは龍の手作りの一品物。
 妹と姉がいるが実家から出て寮で暮らしているためなのか、家族関係は単純なものではなく複雑な状態になっている。
 制服や私服の腰の部分に改造エアガンを持ち歩いており、必要に応じて(主に突っ込み用)発射する。


上条灯夜 2年生 2−D 部活には所属していない
 刹那と龍のクラスメイトにして悪友。中等部からの生徒で、学校内の内情などに詳しく、校内では顔が広い。
 やや不良じみてはいるものの、中身は結構いい人で、人付き合いも決してへたではないが、名字で呼ぶと殺意のこもった眼で相手を見据える。
 双子の姉である真奈とは家庭のすれ違いがあり、一時期ぐれてはいたものの、刹那たちと出会ってから更正、そして仲直りしたのだが、殆ど家に帰ることが無く、毎晩毎晩ギターを背負ってふらふらとしている。
 優秀すぎる姉と常に比較され続けていたため、姉に勝つことだけを目的としていたが、その夢が潰えたときから新しい夢を模索中で、当面は刹那たちとともにバンドをやってミュージシャンを目指そうかと日夜努力している。
 基本的なスタンスは騒ぎに巻き込まれてから行動する。なので、自分から騒ぎに首を突っ込んでいる龍や、とことん騒ぎを起こす皆人などに心の中で突っ込みを入れている。

蕪坂皆人 2年生 2ーD 部活に所属していない
 刹那と龍、皆人のクラスメイトにして悪友。高等部から入学した生徒で、本来なら生徒会のブラックリストに載ってもおかしくないほどの危険人物なのだが、四天王並みの能力と特報部並の情報操作、収集能力を駆使して自分のことを隠し切っている。
 学校をサボってどこかに行っており、本人曰くバイトらしいが、何をしているのか誰も知らず、時々物騒な言葉や、とんでもない登場方法をしているため、彼のことを知っている人間からしたら『気にしたら負け』というのが暗黙のルールになってしまっている。
 灯夜がはじめたバンドではベース兼メインヴォーカルを担当している。
 基本的にトラブルが起きたらそれの被害を拡大させて楽しむ愉快犯的な性格で、龍がトラブルを起こし、皆人がそれを拡大、4人で後始末するのが日常となっている。

汀目朱鷺 2年生 2−D 部活に所属していない
 刹那の彼女。高等部から入学した生徒でおとなしくて、騒がしいのが苦手なのだが、それは相手に遠慮してしまうからで、遠慮しなくてもいい相手の前ではそれなりに楽しんでいる。
 真っ白な髪の毛をしており、風紀委員に何度か取り調べを受けているが、地毛だということを証明しているため問題ない。
 性格はいたってまじめで、そして、6人の中で一番まともな神経を持っているため、驚いたり、心配したりと何かと精神的に負担がかかるのだが、みんなと一緒にいることが楽しいため、それを苦とは思っていない。
 歌が上手で、その声は刹那たち曰く『エンジェルボイス』とまで賛美されるほどだが、人前で歌うのは恥ずかしいのでもっぱら刹那たちの前でしか歌わない。刹那としては合唱部にでも入ればいいのにと思っているのだが、本人の意思を尊重している。

上条真奈 2年生 2−D 部活に所属していない
 灯夜の双子の姉で、龍の彼女。中等部から入学した生徒で、豪快で、姉御肌、常識外れの4人の男共を引きずりまわすほどの行動力を持ち合わせており、文武両道の天才。授業中は眠っていることが多いくせに中間試験の結果は全教科満点という化け物じみた部分を持っている。
 物分りもよく、4人をきちんと扱いこなしてはいるものの、常識外れの行動に対して頭を痛めたりしている。朱鷺とは女の子同士、互いの彼氏に関して悩みを相談しあう仲。
 何だかんだと言っても4人と行動をともにしている時点で自身も常識外れになっているのだが、気兼ねなく話せることが楽しいので一緒にいる。