彼女のことを始めて知った時、私の心は歓喜に包まれた。

 彼女の姿は美しく、そしてしなやかに私の心に刻み込んできた。

 当時の姿を思い浮かべることは、我々歴史家にとって至福であり、彼女の存在は我々にとって歓喜であった。

 平和と戦争と、策謀と信念と、悪意と正義と。

 その全てが混ざり合って作り上げた時代という絵画の中で彼女はしなやかにその存在を主張し続けた。

 彼女は俗に言われるように友情に生きたわけでも、ましてや自らの信念に従った訳でもなかった。

 川澄舞は、ただ蜻蛉のように儚くそして、陽炎のように揺らめきながら生きたのだった。

                                     〜ある歴史家の文献より〜






陽炎のような時代の中で




 第七話「前哨戦」

 



「すごい・・・・・・」

 二万の軍勢の行進。

 それはこの地に着くまでいくらでも見てきたはずだった。

 だがそれは、軍というものの本質ではなかったのだと、倉田一弥は知った。

 面前に敵が迫った状態の軍というのはここまで気がみなぎっているものなのだと思い知る。

 そう、目の前には敵。

 一万五千の尾根軍がもうすぐそこにいるのだ。

 丘陵にて遮られている為にその姿は見えないが、すぐそこまで来ていると斥候が報告してくる。

 何故、自分がここにいるのか? 選帝公中でも有数の勢力を持つ倉田家のほぼ全力ともいえる軍勢を何故自分が率いているのか。戦場にでたことなどない自分が。 

 身体が震えているのが自分でも解る。

 武者震いではないことは明らかだった。今すぐにでも逃げてしまいたい。

 ちらりと横目でとなりにいる少女をみやる。

 黒く長い髪をなびかせて、川澄舞はじっと手にもつ地図とこの地を眺めていた。

 一弥の視線に気づいて舞が視線を上げる。

 どうかした? と問いかけてくる視線に慌てて前に向き直った。





 ことの起こりはすこし前までさかのぼる。

 季衣帝国帝都華京が尾根連邦の折原浩平に襲撃され、水瀬秋子が報復の為に布告した動員令に応じて季衣帝国の諸侯は自領より軍勢を編成した。

 その数およそ十六万。

 宰相として水瀬秋子が直接軍権を握る直轄軍を含めればその数は二十万に届こうかという大軍勢だ。

 正直、この数は各諸侯の国力を完全に圧迫した。

 この時に季衣帝国が出せる健全な兵力は多く見積もっても十五万を超えないとされていた。

 十年前より続く寒冷化とそれに伴う周辺諸国との絶え間ない戦争は、帝国そのものの国力を疲弊させていた。

 されど総勢二十万という大軍を出すと知った時、一弥は危惧よりもまず興奮を覚えた。

 帝国最大の名門倉田家といえどもその兵力は領内全て合わせても四万と少し程度なのだ。外征にまわせる兵はその半分程度なのを考えればそれがどれほどのことかが解るだろう。

 父の部屋に呼ばれたのは、本隊と合流する為に出陣する三日前の夜だった。

「父上・・・・・・今、何と言いました?」

 机の向こう。小柄ながら乱世を生き抜いてきた威厳を持つ男の言葉に一弥は思わず問い返していた。

「聞こえなかったのか?」

 葉巻に火をつけながら、子どもに言い聞かせるように言ってくる。

 煙を上に吹かしながら、父が言った。

「貴様に、今回の戦争で倉田家の総大将を勤めろと言ったのだが」

「無茶です」

「ほう、何故だ?」

 目を細めて、一弥に問いかける。

 二人しかいない部屋の中で、一弥は声を絞り出した。

「僕には戦場での経験がありません。それどころか、この城から出たことも無いんですよ」

「そうだな。お前は身体が弱かった。十になるまでは何時死ぬかわからない程だったな」

 懐かしむように、父が区切るように笑う。なんとなくその笑い声が、一弥の癇に障った。

 別に父を憎んでいる訳では無い。自分が病弱に生まれたことを父のせいにするほど、一弥は子どもではない。

 ただ、その時の記憶は一弥の心を少なからずえぐる。

 もう二度と会えない、たった一人の友達のことを思い出してしまうから。

「ですから、そのような事はやめて下さい。もともと父上が行かれるつもりだったのでしょう。

 なら僕が指揮官になる必要など無いではないですか。

 もともとの計画通り、父上が指揮を執って下さい。それが無理ならば、せめて姉上に」

「だが断る!」

「何故ですか!?」

「佐祐理には西園八校尉としての仕事がある。それを放棄する事は出来んさ。

 それに、お前ももう一軍を指揮しても良い年だ。俺や佐祐理がお前の年の頃にはすでに一端の武将だったぞ

 そしてこの倉田選帝公爵の最も好きなことはこれが嫌いだと思っていることをそいつにやらせることだ」

 再び葉巻をくゆらせる父の姿を見て、一弥は力なく肩を落とした。

「いろいろ言ってますが本当は楽をしたいだけなんでしょう? 父上。というかその態度は書物か何かの影響ですか?」

「ばれたか」

 目の前の小男がぺろりと舌をだす。

 先ほどまでの重厚な雰囲気が一気に吹き飛び、代わりに軽い雰囲気が取って代わった。

「正直言って似合ってはいますけど、普段の姿を見慣れてる家族としてみたらそのいかにも威厳ある振る舞いがおかしくて仕方が無いです」

「酷くないか息子。お父さん頑張ってるんだぞ」

「事実ですよ父上」

「ああ母さんや、男手一つで育てたせいか息子が捻くれて育ってしまった。どうすればいいか教えてくれ」

「・・・・・・今日の夕食は父上の大好きなシチューだと母上が言ってましたよ」

 手を合わせて天を仰ぐ父に一弥が突っ込む。

 念の為にいっておくが、一弥の母は元気に生きている。

「それはともかくだ」

 再び葉巻の煙を吐き出して、倉田選帝公家の当主は一弥の瞳を覗き込んだ。

「お前に今回の軍を預けるという事は本気だ」

「何度も言いますが、僕は初陣なんですよ」

「誰にだって初陣はある。俺にだって初陣くらいあったさ。それに今回の戦では倉田家も水瀬秋子の指揮下に入る。総大将といってもその命令に従うだけさ」

「父上、お言葉ですが倉田は帝国東方セラー地方の盟主です。今回の出兵でも半数近くの兵はセラーの豪族たちが供出したものです。僕たちには、彼らの誠意に応じる義務がある。

 初陣も済ませていない僕の指揮下に入る事を、彼らが認めるとは思いません」

 彼らが倉田家を盟主として認めているのは倉田家が季衣帝国最大の名門であるから、では無い。

 倉田ならば自分達の暮らしを守ってくれると思っているからだ。

 だからその代償として彼らは税を支払うし、今回のように軍役奉仕も行う。

 だが、そこまでしても自分達を守ってくれないとしたら?

 それはそれに従う必要が無いということなのだ。

 最悪、叛乱が起こる。どれだけの規模になるかは想像もつかない。誰もが裏切る理由をもっていて、同時に忠義を尽くす理由もあるのだ。

 食いつくような一弥の視線に、目の前の小男はあっけに取られた顔をした。

「ちょっと待て。一弥、お前勘違いしてないか」

「何を勘違いしているというのですか父上。僕一人に行かせればそうなる事は当然でしょう」

「誰が一人で行けと言った、誰が。

 当然補佐をつけるに決まっとろうが」

 父が指を鳴らす。

 部屋の影から、一人の影がすっと一弥の目の前の男の横に立った。

 簡素な平服の腰に飾り気の無い長剣を佩いた少女だ。

「・・・・・・舞・・・・・・さん」

 こくり、と少女が頷いた。

 彼女の名は川澄舞。

 倉田家に仕える従者にして、若くして幾つもの戦場を駆けた歴戦の武将の一人。

「こいつをお前の補佐につける。舞、不肖の息子だがまぁよろしくやってくれ」

 自分の主君の言葉に舞は頷いた。

 一弥に向かって手を差し出す。

 それが握手だと一弥が気づいたのは、たっぷり二呼吸はたってからだった。

「久しぶりですね、舞さん」

 ごまかすように慌てて、一弥は舞の手を握り返した。

「ええ。・・・・・・よろしく」

 かすかに舞が笑った。そんな風に一弥には見えた。










 敵発見。その報告を受けると一弥の震えはさらに酷くなった。

 まるで水が湧き出るように、丘陵から人の群れが現れてくる。

「舞さん」

 各部隊の隊長に指示を出していた舞の元から指揮官たちが散っていくと、舞は一弥に振り返った。

「何?」

 別に何も無かった。ただ黙っていれば恐怖でどうにかなってしまいそうだったから、気がついたら傍にいた舞の名を呼んでいただけだった。

 それを見抜いたのか、舞は安心させるように一弥の傍による。

「敵の数は一万五千。旗は住井護。数も練度もこっちが上。心配すること無い」

 舞のその言葉を聴いても身体の震えは止まらない。

 それどころか戦闘の気配を全身で感じたせいか余計に酷くなっているように思える。

 そんな一弥を見て、舞はクスリと微笑んだ。

 それは本当にかすかな微笑みで、隣にいた一弥はまったく気がつかなかった。

 まあ、本人も見せる気なんてかけらも無かったが。

 しかし敵が住井護とは運が良いのか悪いのか。

 そんなことを考える間も無く、両軍ともに戦闘陣形を取っていく。基本的には両軍ともに奇抜なところが無い基本の陣形を取っている。

 すなわち両翼に軽装兵。中央に重装の歩兵。

 もちろんそれは見た目だけでいくらか仕掛けのようなものはほどこしてある。それは向こうも同じだろう。

 舞にはこの戦争が思った以上にやっかいで、楽しそうな戦争になりそうな予感がした。


 

 しばらくして両軍の先鋒がぶつかった。

 横列を組んだ槍兵の長槍が相手に向かって振り下ろされ、その頭上を空を覆うほどの弓矢が飛び交い、魔法の炎がその場にいた者を敵味方なく焼いていく。

 混戦となった場所では剣を持った者達が敵味方無く暴れまわる。

 凄惨で悲惨で、狂気が支配する場所。それが戦場だ。

 その事を倉田一弥は、身を持って今、体感していた。

 直接刃を交えている訳でもないのに、その狂気がここまで侵食してくるような、そんな感覚。

 手綱を握る手に力が篭る。こうしてここにいるより、叫びながら突撃したくなる衝動に襲われる。

 戦場の空気というものは独特だ。誰もが普段見せない顔を、戦場は容赦なくさらけ出す。

 臆病者が狂気に走り、勇者が腰を抜かし命乞いをする。

 その空気に我慢できなくなってきた一弥の耳に笑い声が聞こえたのはその時だった。

「なかなか……手ごわい。まるっきり噂半分でもない」

 戦闘が始まってから忙しく指揮を執っていた舞の普段見ることの無いその笑みに一弥は冷水を浴びせられたような気分になった。

「え……まずいんですか?」

「ぽ〜んぽ〜こた〜ぬきさん」

「へ?」

 一弥は普段からは想像も出来ない舞の返事に間抜けな声をついだしてしまう。

「別に心配する程じゃない」

 こんこんと腰に佩いた剣の柄をはじきながら舞。

 しばらくそうしていると急にまじめな顔つきになる。今までのどこか気楽そうな表情がきれいに消えている。

「少し速いけど仕掛ける。全隊、用意良い? 照明弾、赤、赤、黄」

 射手に指示を飛ばすと、舞は顔だけで一弥に振り向いた。予備として残していた騎兵が周りに集まってくる

「付いてくる?」

 赤い光が彼女の横顔を照らす。

「どこに……ですか?」

「あいさつ。ちょっと突き破って帰ってくるだけ」

 まるで隣に出かけてくるような気軽さで舞が言った。

 一弥には、舞が本当にその程度にしか思っていないのだと感じた。

「付いてくる?」

 だから本当に気軽に聞いてくるから一弥は頷いた。

「行きます」

「我が主の望むがままに」

 二つ目の赤い光があがる。

 その光を浴びながら舞は両手を胸の前で組んで一弥に一礼した。

「全騎、騎乗。これから尾根を食い破る」

 腰の鞘から引き抜いた剣を掲げる。

 剣が振り下ろされると同時に、黄色い光が戦場を照らしだす。

 舞を先頭にして駆け出した彼らはすぐさま尾根の軍と接触する。

 突き刺さった。そう思った瞬間には、もう駆け抜けていた。集団の中にいた一弥にはそうとしか思えなかった。

 すぐさま反転。先ほどと同じ道を今度は逆に駆けた。

 二度も突き破られたからだろうか、一弥の目にも尾根兵が混乱しているのがはっきりと見て取れた。

 舞の合図とともにこちらの攻勢が強くなる。崩れかかっていた尾根軍はその勢いの前に次々と崩れていく。

「勝った……んですか?」

 一弥の問いに舞が視線を殿として味方の敗走を支えている敵に向けながら頷いた。

「追撃はしないんですか?」

 今戦っている倉田軍は前衛だけで後衛には予備として残しておいた兵が一万近く残っている。

 勝ちに乗っている今、後衛も投入すれば多くの尾根兵を打ち倒せるだろう。戦争の死傷者の多くはこうした追撃戦での死傷者なのだ。

 だが舞はその言葉に驚いたような顔をして振り向いた。

「……追撃?」

「ええ。尾根軍が敗走している今は追撃の好機だと思いますけど」

「別にそこまでしなくていい」

「何故です!?」

 今度は一弥が驚く番だった。

 説明を求める一弥に淡々と舞が説明する。

「一弥の初陣……今回の目的は果たした……それに自分達だけ苦労する必要は無い」

「後は他の諸侯に任せるということなんですか?」

「わざわざ傷を負うのも馬鹿らしい。それに……」

 舞が視線を敵の殿へと戻す。

 じりじりと押し出すこちらの前衛に対処しながら一斉に退こうとしているところだった。

 その後方の丘の向こうに風に揺れる旗がかすかに見えた。

「伏兵も張られてる」

 じっ、と舞が一弥に視線を向ける。

 その意味を察して、一弥は引き上げの命を下す。

 引き上げ始める倉田軍の傍らで、舞は静かに戦場を見つめ続けていた。






「季衣軍、進軍を停止しました!」

「伏兵を見抜かれましたか」

「だろうな。俺でも見抜く。それにもともとこんなチンケな罠に引っかかるなんて欠片も思っていないから関係ないさ」

 副官の言葉を受けて、馬上の少年はつぶやく。

 この住井護という少年が使った策は至極単純な手。

 本陣を殿として季衣側を引き込み、後ろに控えさせた伏兵で包囲殲滅する伏兵の策。

 五千もの大兵力を使った策が空ぶりした事にも少年はなんとも思わない。

 この程度の罠が通用するなら逆にやる気がなくなってしまう。

 だから、少年は笑う。

「今回は顔見せさ。とりあえずぶつかっておかないと延々とにらみ合いになりかねない。それを防ぐための戦闘さ。向こうもこちらも」

 すでに退却の姿が遠くなった季衣の軍勢を眺めながら、少年は握ったままだった剣を腰に差し戻す。

「あの騎馬突撃がわざとだと?」

「わざわざ本陣横を突っ切ったんだ。わざとじゃなくて何なんだ?」

 相手がその気なら本陣に突入されていたかもしれないと、問いかけの形にして少年は諭す。

「倉田家の川澄舞。リーフ諸国との戦争で聞こえてくる勇名は伊達ではないということですね」

「噂半分、しかも悪いほうにだ」

 副官の言葉に答えながら、少年は自軍を見やる。

 それなりに激しい戦だったが死傷者の数は見た限りでは少ない。それは向こうも一緒だろう。両者合わせて負傷者も含めても五百に届くか届かないか程度のはずだ。そういう戦を彼らがした。

 正直言えばどちらも、この戦争をまじめにやるつもりは無い。それでも戦わないといけないからこうして戦った。

 後は他の奴らに任せて高みの見物をしておけば良い。

 だけど、少年は溜息をつく。

「負けっぱなしも癪だよな」

「ですね」

 副官の相槌に少年は口元だけで笑う。

「もう一仕事やっとくか」

 周辺には先ほどの倉田軍の他にもいくつかの小部隊が散開していることを少年は知っていた。

 この周辺は美坂家の領土なのでその治安維持の部隊だろう。数も一つがそれぞれ百、多くても五百を超えない。

 その内で幾つか落とせば美坂家の領土の南端を切り取る形になったはずだ。

 本気になって働く気は無かったが、それ以上に形だけとは言え負けたままで終わらせる気もさらさらこの少年は持っていない。

「軍を三つに分けろ。それぞれが命じた目標を落とせ。目障りだったら周辺の街も落としても良いが持っていける兵糧は十日分だけだぞ」

 目標を落としたら長居せずに引き上げろと言外に命じて、住井護は兜を被りなおす。

 まだ戦は終わっていないというその命令に副官は頷き軍を編成するために駆け去る。

 見上げれば、青かった空が暗い雲に包まれようとしていた。

 雨になるのかなと、住井はなんとなくそう思う。

 季衣と尾根の戦争はまだ始まったばかりだった。


 〜あとがき〜




 祐一「何故こんな脇役キャラが活躍してるんだ!? というか俺の出番は無いのか?」

 リス「正直言いますと脇役のほうが凄い書きやすい。つーか祐一視点だと話が進まないんだよな〜」

 祐一「俺、主人公なのに」

 リス「えっ!?」

 祐一「何だよその驚きは?」

 リス「ソウダヨネシュヤクヲカツヤクサセナイトダメダヨネ(棒読み)」

 祐一「何でカタカナなんだよ!? というか俺が主人公なんだよな? なっ?」

 リス「さてさてそんなことはほっておきまして今回の用語説明は川澄舞さんによろしくお願いしたいと思います」

 舞「はぁ〜い! 皆さんよろしくね」

 リス「舞さん、あなた酔ってますね? あなたが喋るのは酔っ払った時という設定なんですからあまり喋らないで欲しいくれませんか?」

 舞「無口状態じゃ解説なんてできないでしょ。さてさてそれでは今回は尾根連邦の紹介をしたいと思いますドンドンパフパフ〜」

 リス「わ〜(やけくそ)」

 

 尾根連邦

 季衣帝国の西に存在する連邦国家。その名の通り幾つもの小国家が集まってできた連合国家。各領邦の自治権はかなり強く、実質独立している。他国の王や皇帝にあたる連邦総督は選挙で選ばれるが慣例で折原家の者が選ばれる。

 連邦総督の権限はかなり少ないが、現在の連邦総督である折原浩平は連邦内部でも強い勢力を持つ小坂大公国大公と折原王国国王も兼任し、連邦の四分の一の国力を持つ大領主でもあるので実質上強大な権力を持っている。

 元々東の季衣地方を統一しさらに勢力を拡大する季衣帝国に対抗するために成立した国家のため領邦同士の内乱が絶えない。

 リス「まあこんな感じかな。正直言って知らなくても大差は無いと思いますが『尾根連邦』ってなんやねん、などと思っている人もいるかと思いましたので」

 舞「多分これ見てもそう思う人はいると思うけど」

 祐一「力量不足だな」

 リス「すいません、精進いたします」

 舞「それではのせてくださった管理人様、読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。

   感想、質問などがありましたら是非メールを下さいませ

   次回『それぞれの思惑』でお会いしましょう」

 祐一「しかし何で舞がこんなキャラなんだ?」

 舞「作者がこんな感じだった某SSの私を見てかなりつぼだったらしいからみたいよ」